シリアで産まれ養子としてアメリカの裕福な環境に育った少女の物語。
戦争、災害、多くの死者を記録して世界の悲しみを受け止める一方で、自身がそれから逃れられたということに罪悪感を感じている。
実際の事件なり災害が出てくるたびにこれが本当に現実に起こっていることで、そんな世界で生きているということ。
何不自由ない生活をしていると、忘れてしまうことだけれど、もっと理解しなくてはいけないのではないか、と思えた。
難解な表現に躓きもしたけれど、やっぱり西さん作品のラストは心に突き刺さるものがある。
今回もいい読書ができました。