【GW武蔵上州攻めチャリ旅_2024.5】day03_4 | 果てない空と追いかけっこ

果てない空と追いかけっこ

果てない空を追いかけてて、自由気ままに自ら地図を広げる。
日本は捨てたもんじゃない。自慢できる日本を発見するフーテンの旅。
世界を語るより、まずは日本を語ろう。自分の目できちんと確かめて。

 午後5時、山ん中ど真ん中の 『道の駅』にて、マニアック号(チャリ)がパンクした。この上ないアクシデント。もうこんな時間だし、場所もヤベえ。『道の駅』のスタッフさんによると、自転車屋は秩父駅まで戻らないとないらしい。

 秩父駅まで7キロ戻るこというこは、なるべく避けたい。だって、7キロもずっと、ずっと上り坂だったんだもん。そこをまた登るとなると、駅まで戻るという選択は考えたくない。

 ここで文明開花のスマホ登場。もう「アナログ式」なんて言ってらんない。Google検索で『パンク出張サービス』をググった。すると、あることはあったのだが、こんな山奥までは出張サービス圏外とのこと…。そうだよねー山の中だよねぇー!

 

 

 地図を見ると、ここから次の集落までは15キロほど。進行方向へと自転車を引きながら歩く。もしかしたら、自転車のパンクを直せる人がいるかもしれない。と、庭で作業をしている老人を発見!必死の思いで「ここらへんでパンクを直せる人いますか?」と聞いてみた。すると、案の定「居ないな〜」との返答。

 そうだよねー!居ないよねー!と、開き直ってしまった。もう致し方ない、秩父駅まで戻ることにした。ここから秩父駅まではずっと下り坂である。パンクした後輪に重心をかけず、マニアック号に乗って下った。

 1時間掛けて秩父駅まで戻った。すでに、午後6時半を過ぎていた。スマホで必死こいて自転車屋を探す。この時間だし、ゴールデンウィーク中。営業をやっていない可能性が大きい。1軒あたっては廃業しており、2軒目は休業。3軒目でようやくパンクの修理にありつけた。超良かった〜!

 自転車屋を出ると、すでに午後8時であった。もう開き直りだね、こりゃ。自炊だなんだ言ってる場合じゃない。ラーメンだラーメン!すぐさまラーメン屋に入って晩メシ〜!

 

 

 パンクも直り、お腹いっぱい。本日は80キロしか走ってないから、体力はまだある。ということで、先ほどパンクした 『道の駅』まで戻ることにした。自分でも「バッカだなぁ~!」って、思ったよ。しかも、こんな遅い時間にまた山に入っていくこの精神にね。鼻で笑ったね。

 夜の真っ暗な山道をまた7キロも登る。 『道の駅』に着いた頃には、午後9時半を回っていた。しかしここは、野宿には向いていない。致し方なく、もうちょい先をゆく。

 すると、トンネルを迂回する歩道を発見。柵があるから車は絶対に入ってこれないし、こんな山奥だから絶対に人は来ない場所。もうここに野宿ポイント決定だ。とはいえ、他人からみたら絶対に野宿をしない道端である。

 

 

 そこにブルーシートを敷き、寝袋に潜ってサッと寝たのでありました。体力もそうだけど、精神的にめちゃくちゃ疲れた〜!ここ近年の旅で、かなりハードだったね。

 本日の走行距離は。96キロ。そして歩数は、25000歩。初老だぜ!体力あんだろ!本日は、自分を称えた1日になりました。