降りる人は居る。
乗る人は居ない。
そんな路線バス。
だらだらした旅の中に、何も見出せるものなんてなかった。
ただ、それでいい。
「何も知らない自分を知る。」
そのための旅なんだから。
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おはようござリシャす!
夏になると、「菊次郎の夏」っていう映画を見てます。
映画の影響を受けて温泉に旅をしてきました。
どうも、クラブbreakのリシャール柊です。
みなさん、「菊次郎の夏」と言う映画を知っていますか?
ビートたけし監督の映画なのですが、
ってか僕はたけし映画大好きなのですが・・・
(たけし映画ってさ、1人の青春の1ページを表現するのが本当にうまいなって思います)
(ってか、前々回のブログでもたけし映画を紹介してたような気がする・・・・・笑)
簡単にあらすじだけ説明すると、
1人の少年が夏休みを使って1人で旅に出るのですが、そこで出会う影響を受けない方がいいであろう大人たちと触れ合うことで、世の中の理不尽さを体感し大人への本当の意味での最初の1歩を踏み出していく
と言うストーリーです。
ぜひ見て下さい。
なんでやねん
今回はそんな「菊次郎の夏」に影響を受けた温泉旅行、
「リシャール柊」の夏①
をお送りします。
ぜひ読んでみてください。
(あ、ここからは久石譲さんの 「summer」って言う曲を聴きながら読んで欲しいです笑)
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不思議だ。
俺には行った事のない土地はたくさんあるのに、
知ったような口で人と話してしまう。
高校生の頃、サッカー部の遠征で試合をした全国各地。
行った事があると思った土地も、ただサッカーをして帰っただけ。
「仙台市営バス 作並温泉 行き」
めっちゃ知らん路線バス。知ってるような気もする。
めっちゃ急だけど、時間あるし乗ってみよう。
仙台という大都会を出て、車窓から見る景色が田舎に変わっていくのをただじっと眺める。
【仙台駅・テナントビル・住宅街・川・田んぼ・山】
路線バスの運転手の口調も、心なしか穏やかになっていく。
自分の心が穏やかになればなるほど、自分がなぜこのバスに乗ろうと思ったのか。
その疑問が浮かんでは消えていく。
「きっと、この旅で学ぶことは何もないんだろうな」
降りる人は、居る。
乗る人は、居ない。
そんな、路線バス。
だらだらした旅の中に、何も見出せるものなんてなかった。
ただ、それでいい。
「何も知らない自分を知る。」
そのための旅なんだから。
バスの終着点に着き、その場で入れる温泉を探す。
入った温泉は俺に何かを伝えようとしているが、俺はそれを読み取ることができない。
サウナは好きだが温泉はそんなに好きじゃない。
そんな俺に何を求めようというのか。
この温泉はきっと、国分町で働いている俺を少しばかり毛嫌いしているようにも感じた。
ただ「夏」という事実だけが、景色を豊かにしながら、そして旅に「付録」を付けながら、俺の「額」を濡らしていく。
温泉を出てタバコを吸い、帰路につく。
「仙台市営バス 仙台駅 行き」
【山・田んぼ・川・住宅街・テナントビル・仙台駅】
家に着く。
あとはスマホでYouTubeを見て寝るだけ。
この旅になんの意味があったんだろうか。
そうは思いつつも、どんな旅でも、帰ってみて毎回思うことがある。
「旅は目の前にある「いつもの景色」を変えてくれるけど、結局は何も教えてくれない。
人は帰る家があるから旅をする。
帰ってからが本当の旅の始まりなんだ。」
カッコつけてんじゃねーよw
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今回は僕が書きたいことを書きたいように書いてみました。
書いてる側はなかなか楽しいのですが、読んでみてどうだったでしょうか。
ブログのタイトルが
「リシャール柊」の夏①
となっておりますが、①があるということは・・・・・
書いてて楽しいので②も作る予定です。お楽しみに!
みなさんはこの夏どこに旅に出かけますか?
旅の感想などあれば聞かせてくださいね。
クラブブレイクでお待ちしてます。
あ、僕を指名するのも忘れずに。
ちなみにこのブログ、7月度の締め日の出勤前に書いてます。
締め日コワイヨ・・・・・ガンバル!!
「人の目が気になる?(^ー^)
だったら誰よりも輝いて、
むしろ人の目を集めればええねん!!(^^)v」
あリシャとうございました!
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リシャール柊のホスホス日記
第23話
[「リシャール柊」の夏①] 完