先月のことなんて大分忘れてきてるけど、

自分用の記録として出産の日の出来事なんぞ書いとこうと思う。



予定日からやく1週間経とうというのに

陣痛起こる気配ないので誘発入院となりました。


指定日の朝10時過ぎに病院入り。

着いてすぐ持参したパジャマと産褥ショーツに着替えて

NST。

数日前から流石に弱い波は起こってました。

30分くらいの計測終わった後陣痛促進の薬一つ目もらう。

一錠だけ切り離したやつだからなんて名前の薬かわからなかったや。

1時間毎に配付された。


その後昼食。

結構ボリューミー。

八宝菜と餃子でした。

最近の産婦人科は食事かなり充実ですばらしいね。

病院食と思えない美味しさで。

私の辞書に出されたモノを残すという文字はないのでしっかり完食したのですが、他の妊婦さんかなり残してた。

え、私食べ過ぎ?!


その後病室で携帯ゲームしてたりぼんやり過ごして2錠目。

そのまま病室でNST計測。

そして1時間後3錠目。

ちょっと痛みが強くなってきたの感じる。

でもゆるゆるだからこのまま緩やかに迎えられるんなら楽でいいやと

かなり余裕かましまくり。


4錠目もらった後浣腸する為に分娩室に連れて行かれる。

浣腸初体験。

病室戻る余裕あるかと思ったらむりらね、あんなに即効性あると予想してなくてびっくり。

分娩室の隣のトイレに駆け込み。

その時おしるしでたので助産師さんに報告。

その後痛みは変わらずだけど薬はここで止めましょうってなった。

それが16時過ぎくらい。

それから長かった。

ゆるゆる痛みはあるけど大きく進むこともなくずっと待機。

休み取ってついててくれてる夫が手持ちぶさたで少し申し訳なかったなー。


夕食すんで深夜院長先生の内心で子宮口刺激してもらった。

これがまた痛くてねぇ。

その時

「4時くらいかな♪」

と先生の予想。

確かにそれから一気に加速。

1時間くらいはまだ耐えられる感じだけど、激しくなって

分娩室階のナースステーションの隣の部屋に待機。

痛みきたら夫に腰さすってもらって。

2時前くらいに呼ばれて分娩室へ。

私一人で。

え、夫は?腰さすってもらわないとつらい~と思いつつ。

分娩台に乗って点滴装着でもう動けない。

痛いのがツライって言うよりどうしても入っちゃう力を抜かなきゃいけないのが大変なのよね。

ラマーズ法って吐く・吐く・吐くーっていうのはこういうことなんだ~ってよく分かる。

私の場合は分娩台に体沈めるっていうか台に体溶けてくってイメージしたら

割と乗り切れた。

声も殆ど出さない静かな妊婦だったと思われます。

でも直前だけはもう力抜けません、無理ーって感じだったけどね。

先生としては後もう少し陣痛きてからにしたかったみたいだけど(すでに10センチ開いてます)赤ちゃんの心音弱くなってますーってことで力入れていいよ~ってなって先生が分娩室入って10分くらいで生まれました。

予想の4時より30分くらい早い3時半杉に誕生しました。

早かった。

夫がいつ入るべきか分からず分娩室の前で座ってたとこを先生が入る時

「今分娩室入ってる方の旦那さん?早く入って入って」

と言われて入ってきてたんだけど、病室にビデオとかカメラ取りに戻ってたら危なかったね。

というわけで生まれた瞬間の写真は夫のスマホにしか残ってないのよね。

この画像は消えないよう大切に保管しなきゃ。


頭も小さくて裂けなかったし切らなかったので産後処置は胎盤取り出しだけというなんとも楽な感じだったよ。

今回直前が結構つらくて無痛も利用した方がいいのかもって思ったけど、直前だけだし気を失うほどでもないし耐えられないこともないからやっぱりいらないかな?

アメリカ在住の友人は無痛利用でかなりオススメって言ってた。

産む直前まで先生たちと会話楽しむ余裕持てるくらい楽らしい。

日本も無痛がもっとメジャーになるといいね。




実は今回初産じゃなくて経産婦なんですね。

前回は卵膜付着で直前死産だったんだ。

予定日過ぎても兆候がないどころか9ヶ月みたいな状態、おかしい。

ってなって大学病院で対応してもらいましょうって転院して、特に問題なさそうなので今日から入院で明日出産しましょうってなった日の夜に出血してね。

赤ちゃんは自然分娩で取り出しました。

その時は点滴の促進剤使った。

あの一気に来る感じは結構ツライのよね。

もしあのタイミングで出血しなかったら高確率で母子共に危険になってただろうなぁと思うので、なんとなく赤ちゃんが自分でへその緒切ったんじゃないかなって思ってるんだよね。

自分が生まれて来れないこと知っててそれでもきてくれたんだなぁと思うので、後悔とかそういうのはないのが救いかな。

そのことがあるから今赤ちゃんの寝息とか聞くだけでやっぱりうる~っときたりする。

今回の病院にも前回のことは伝えてたので

9ヶ月以降は検診の度にNST計測されたりでかなり慎重に見てくれました。

卵膜付着が起こること自体が稀なので2度続けてはないと言われてたからそこは心配してなかったけど、妊娠したら生まれて当たり前とは限らないわけで、人の誕生って奇跡だなぁと思うわけです。


そして産婦人科経営はホントぎりぎりだなぁと感じるよ。

盆・正月ないし、院長とか丸一日休みとか取ったことないんじゃないかなぁって感じる。

祝日の連休他の病院が軒並み休みにしてる中も開けてるし。

24時間体制のスタッフとか考えると殆ど赤字よね。

大病院でもぎりぎりなのに個人クレジットの病院とかもうボランティアレベルとさえ思える。

婦人科は黒字らしいけど産科は赤字必至よね。

大きいところも産科やめて婦人科に切り替えてるところも多いし。

もしくは高齢出産専門に。

これは多少高額でも確実にお金払える人しか来ないからとかなんとか聞いたことある。

税金多少上がってでも産科と小児科の賃金優遇するなりしてなり手増やさないと産めるところがなくなると毎回危機感感じますわ。

訴訟のリスクの高さもあるしね。

そんな中現場で頑張る方々にいつも頭が下がります。