http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121215-00000677-yom-soci


内閣府は15日、「男女共同参画社会に関する世論調査」結果を発表した。

 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」と考える人が、2009年の前回調査に比べ、10・3ポイント増の51・6%となった。世代別では、20歳代が19・3ポイントの増加で、伸び率が最も高かった。1992年の調査から一貫して賛成派が減り、反対派が増え続けていた傾向が、今回初めて反転した。

 20歳代を男女別で見ると、「妻は家庭を守るべきだ」と考える男性は55・7%(前回比21・4ポイント増)、女性は43・7%(同15・9ポイント増)に上った。宮田加久子明治学院大教授(社会心理学)は、「長引く就職難や景気低迷で、若者たちは先行きに強い不安を抱き、家庭をよりどころにしようとしているのでは。東日本大震災の後、家庭を大事にする意識が強まったことも要因として考えられる」と分析する。



現代の最先端医療をもってしても、

「子供を産む」

ことは女性にしか出来ないけど、

それだけが女性に出来る全てでは無いだろう?


肉体的な能力の差は仕方ないけど、

思考力、知識は個人差。

性別で分けられるべきじゃ無い。

男性しか高度な知的職業できないなんてはずはない。


よく「妻は家庭」論に、

子育てに従事するのが女性の伝統的な生き方みたいな主張目にするけど、

歴史振り返っても、

子育てが女性、母親だけのものだった頃なんて殆ど無いんだよね。

1000年以上遡っても特に貴族では「出産」はそうだけど、

子育ては乳母の仕事で自分で育てないしね。

庶民は女性だって一家の、所属する自治体の労働力だからね。

イメージとして農家とか自営業の嫁みたいな感じ。

子育ては家族全員の仕事って感じだったんだろうから孤独育児みたいなのはなかっただろうけど。



「専業主婦」なんて戦後、サラリーマンが労働人口の大きな割合占めるようになった時に、

発生した程度のものなんだよね。

バブルの頃はお金の動きが活発だったことばかり強調されるけど、

「24時間働けますか」って言葉があったくらい労働時間も今と同じか、

それ以上だったから、仕事以外のことを世話してくれる存在が必要にだったわけだ。

ちょうどこないだ行きつけのバーで隣り合ったおじさまとそんな話した。

過労死っていうのができたのもその頃なんだよね~って。



そんな感じで、現在の男女の雇用機会均等、

女性が社会に出て働き続ける権利は、

そうやって労働力の一員でありながら、男性優位の社会で

意思や自由を認められなかった女性が戦って勝ち取ったもののはずなんだよね。

って思うと簡単に捨ててしまえるものだろうか?


仕事を手放すってことは金銭的自由が無い、

つまり個人の自由が無いと同義だと思うんだよな~。

化粧品一つ買うのも夫の伺い立てなきゃいけないみたいなのとか私には無理だな。

まぁそこは各家庭次第なんだけど、

自分で稼がないってそういうことじゃない?

専業主婦の存在がいることのメリットや大切さもわかるから、

下に見てるわけでも馬鹿にしてるわけでもないんだけどね。念のため。


働き続けることと専業主婦になること同じくらいのレベルで天秤にかけられる

日本はやっぱり結構恵まれた国だと思う。

福祉先進国といわれてるスウェーデンとか個人課税だから

専業主婦は社会保障給付対象の最下位、大した保障は受けれないというしね。


結局どんな状況におかれてもたくましく生き抜いていく力が必要だよね。

政治が変わることと自分の現状向上はリンクしないから。

自分を幸せにできるのは自分の選択、努力で

社会の枠の中でどう生き抜いていくか頭を使わなきゃだ。

知識と仕事はあらゆる状況で選択の幅を増やしてくれる確率、可能性の高いものです。