続きです!

 

※相櫻

※BL

 

自己責任でお願いします🙇🏻‍♀️

 

 

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相葉雅紀の車に乗せられ、しばらく走った。

コンビニの駐車場に停まるまで俺たちは無言だった。

 

 

あんなお金どこから…

 

 

「はぁ…よかった…」

 

駐車してエンジンを切った相葉雅紀は安堵のため息をついてハンドルにもたれかかった。

 

 

「相葉さん…あの、俺…」

 

「バカっ!どんだけ心配したと思ってんだよ!」

 

「ご…ごめんなさい…」

 

「家帰ったらいないからそこら中探し回って、そしたら駅前で黒いワゴンに乗ってたって聞いて、駅員さんに弁護士の権力使って防犯カメラ見せてもらって、」

 

「…え、そこまでしたの?」

 

「するに決まってんでしょ!」

 

「…ごめん」

 

「ナンバー控えて警察の友達に無理いって特定してもらってとりあえずお金おろしてって…ほんとに大変だったんだからね!」

 

「ごめんなさい…」

 

「もう!…ほんとに…無事でよかった。」

 

 

相葉雅紀は優しく俺を抱きしめた。

俺は手首を縛られたままで抱きしめ返せない。

 

 

「…あの…手首が」

 

「へ?あぁ、すぐ解くね!」

 

 

固く縛られた手首の紐を解いたら、しっかりと赤い痕がついていて、相葉雅紀はその線をなぞるように舐めた。

 

 

「家に帰って、手当しよっか。」

 

「うん…」

 

 

聞きたいことも言いたいことも謝りたいこともたくさんある。

 

でも、今は早くその腕に飛び込んで自分は相葉雅紀のそばにいると実感したかった。