約40日ぶりに、『主』が帰ってくる…。
雑然とした『主』の机は、40日前から変わらぬまま…。
『主』は、自分が病気に冒されていると知ったその日、会社に戻りテキパキと仕事を続けた…。
仕事の段取りなどをつけ、従業員達に今後の仕事を指示し、後に残る者達が困らないように、『主』としての責任を果たしてから、病院に入院した…。
壮絶な病気と闘いながら、やっと『一日外泊』の許可を得て、まずは会社に戻る事が『主』の意志だった…。
この『主』が、私の弟である事が、私にとって何よりも誇らしい…。
すべての家族を守ろうとする弟がいて、私達家族は笑っていられる…。
『主』の存在は、私達家族の絆だ…。