3ヶ月前に亡くなった甥っ子が、税理士になる為に専門学校に入学した頃、《時計を買って!》と、言ってきた…。
すぐに近くのドンキホーテに、一緒に買いに言った。
いろいろな時計を見ながら、《好きなの買っていいよ。》と言ったら、1万ちょっとのG-SHOCKを選んだ。
《遠慮しないで、もっといいの買いなよ!》って私が言ったら、結局3万ちょっとのG-SHOCKを選んだ。
ブランド売り場のレジで会計して、包装を待っていたら、目の前のショーケースには、ROLEXがたくさん並んでいた…。
《こういうの欲しくないの?》と私が言うと、《う~ん、まだ早いっしょ!》と甥っ子が言った…。
う~ん、確かに…。
そこで私は…《そうだ!あんたが税理士になったら、そのお祝いに、この時計買ってあげる!》と言った…。
《え~っ!何年かかるかな~?》って甥っ子は笑ってた…。
その時、一緒見ていたのはこのデイトナ…。
もう、甥っ子の腕にはめる事は永遠に無い…。
私はROLEXが好きで、すでに3つ持っている。(別に自慢してる訳じゃない…。)
だから、本当にこの時計が欲しくて買った訳じゃない。
この時計は…私にとって甥っ子で、私がこの時計をはめる事は、《私がいつも、甥っ子と一緒に居る》と言う意味…。
本当の事は、誰にも話してない…話したくても、辛過ぎて話せない…きっと泣くから…。
私だけがわかっていれば、それでいい…だから、これからも話さない…。
今まで、レディースの時計をしてきた私には、この時計はかなり重い…。
正直…2日はめただけで、肩や腕が痛い…。
でも…絶対にこの時計をはめ続けて行く…。
叶わなくなった約束…亡くなった甥っ子…絶対に忘れたくないから…。
