生後4週間経ち、
一ヶ月を迎える直前の体重測定では
661g
順調に増えていきました
生後一ヶ月になる直前、
眼科の診察が始まりました。
早産の赤ちゃんは
未熟児網膜症を発症する可能性が
高いため、その診察は
週1〜2で注意深く行われました。
初めは、小さいので見える範囲での
診察でした。
今のところ悪いところは
見られない、という感じでした。
この頃、人工呼吸器のチューブの
大きさを変えるため、
一度人工呼吸器を外した日がありました。
外したとき、
「はっきりとした声で泣いていましたよ」
と看護師さんから聞きました。
それを聞いて、
泣き声聞きたいーー
と心から思いました。
と心から思いました。人工呼吸器をつけているので、
出産した日の、
あの子猫のような小さな泣き声以来、
声は一度も聞くことが
できていませんでした。
息子の兄である一番上の子は、
新生児のときよく泣いてました。
夜中ももちろんたくさん泣いて、
当時はオムツも替えて、
お腹もいっぱいなはず、
なのに何で泣くのーー
早く寝てーーと
と思っていました。
けど、あれは幸せなことだったんだなと
何年も経って、息子に気付かされます。
息子の声が早く聞きたい、と
心から思っていました。