ネットではロシアは経済を中国に完全に依存しており、中国なしではロシアは立ち行かなくなるかのような意見を見かけます。
では、実際にロシアはどの程度中国に、自国の経済を依存しているのか?
それともしていないのか?
簡単に調べてみました。
まず、ロシアの貿易はどんな状況でしょうか?
出典
http://ecodb.net/country/RU/trade/
輸出相手国 オランダ 13.3%、イタリア 7.5%、ドイツ 7.0%
輸入相手国 中国 16.9%、ドイツ 12.0%、アメリカ 5.2%
中国からの輸入は16.9%と、確かにそれなりの数字ではありますが、12%のドイツなどと比べても、特別依存度が高いという印象はありません。
次に、実際に中国依存度が高いと言われる国はというと
出典
http://biz.searchina.net/id/1589947?page=1
1位 オーストラリア 29.5%
2位 台湾 26.8%
3位 韓国 26.1%
世界各国の貿易統計において、中国向けの輸出シェアが突出して高いのが、この3カ国です(※何をもって中国への依存度が高い国だと判断するかについては議論の余地がありますが、ここでは、中国への輸出シェアが高い国は、中国経済が悪化した場合の直接的なダメージも大きいであろうと考え、輸出シェアに注目して各国のデータを抽出しました)。
→では、ロシアはどうかと言いますと
ロシア 6.8%
ドイツ 6.1%
中国と接近していたロシアは、意外かもしれませんが、経済関係については、互いに一定の距離をとっており、中国向けの輸出シェアは6.8%と、ほとんど伸びていません。ドイツは、金額だけを見れば、中国向けの輸出総額は、オーストラリアよりも大きいくらいなのですが、経済規模および貿易総額がとても大きいので、シェアは全体の6.1%に過ぎません。
→意外にもロシア経済の中国に対する依存度は低そうです。
ついでにロシアといえば天然資源ですが
欧州諸国のロシア依存度については、こちらが参考になりそうです。
出典
http://lite.blogos.com/article/83326/
ル・モンド紙に、EU各国がどの程度ロシアに依存しているかというのが書いてありました。ウクライナ情勢等を踏まえて、とても面白いと思いますので、単純に数字だけ書き出しておきます
1. ガスの依存度
2. 対外貿易に占める割合
3. 対内直接投資におけるロシアからの直接投資の割合
※便宜上、ドイツ、フランス、イギリスのみ抜粋します。
● ドイツ
1. 40.08
2. 3.82
3. 0.45
(ロシア産ガスの最大の顧客。)
● フランス
1. 15.16
2. 2.05
3. 0.22
● イギリス
1. 0
2. 1.75
3. 0.13
(ロシアのオリガーキーは、ロンドンの不動産市場で重きをなしている。)
→ロシアの天然資源が欧州諸国に与える影響の大きさがうかがえます。
欧州諸国がロシアと対立することはあっても、最終的には妥協してしまう事情というのは、このあたりにもありそうです。
いずれにしても欧州諸国は、天然資源を売り物にするロシアにとっては大きな得意先。
もう少し精査の必要はあるかもしれませんけど
少なくとも、ロシアは経済を中国に完全に依存しており、中国なしではロシアは立ち行かなくなるというのは都市伝説の類いと考えてよさそうです。
では、実際にロシアはどの程度中国に、自国の経済を依存しているのか?
それともしていないのか?
簡単に調べてみました。
まず、ロシアの貿易はどんな状況でしょうか?
出典
http://ecodb.net/country/RU/trade/
輸出相手国 オランダ 13.3%、イタリア 7.5%、ドイツ 7.0%
輸入相手国 中国 16.9%、ドイツ 12.0%、アメリカ 5.2%
中国からの輸入は16.9%と、確かにそれなりの数字ではありますが、12%のドイツなどと比べても、特別依存度が高いという印象はありません。
次に、実際に中国依存度が高いと言われる国はというと
出典
http://biz.searchina.net/id/1589947?page=1
1位 オーストラリア 29.5%
2位 台湾 26.8%
3位 韓国 26.1%
世界各国の貿易統計において、中国向けの輸出シェアが突出して高いのが、この3カ国です(※何をもって中国への依存度が高い国だと判断するかについては議論の余地がありますが、ここでは、中国への輸出シェアが高い国は、中国経済が悪化した場合の直接的なダメージも大きいであろうと考え、輸出シェアに注目して各国のデータを抽出しました)。
→では、ロシアはどうかと言いますと
ロシア 6.8%
ドイツ 6.1%
中国と接近していたロシアは、意外かもしれませんが、経済関係については、互いに一定の距離をとっており、中国向けの輸出シェアは6.8%と、ほとんど伸びていません。ドイツは、金額だけを見れば、中国向けの輸出総額は、オーストラリアよりも大きいくらいなのですが、経済規模および貿易総額がとても大きいので、シェアは全体の6.1%に過ぎません。
→意外にもロシア経済の中国に対する依存度は低そうです。
ついでにロシアといえば天然資源ですが
欧州諸国のロシア依存度については、こちらが参考になりそうです。
出典
http://lite.blogos.com/article/83326/
ル・モンド紙に、EU各国がどの程度ロシアに依存しているかというのが書いてありました。ウクライナ情勢等を踏まえて、とても面白いと思いますので、単純に数字だけ書き出しておきます
1. ガスの依存度
2. 対外貿易に占める割合
3. 対内直接投資におけるロシアからの直接投資の割合
※便宜上、ドイツ、フランス、イギリスのみ抜粋します。
● ドイツ
1. 40.08
2. 3.82
3. 0.45
(ロシア産ガスの最大の顧客。)
● フランス
1. 15.16
2. 2.05
3. 0.22
● イギリス
1. 0
2. 1.75
3. 0.13
(ロシアのオリガーキーは、ロンドンの不動産市場で重きをなしている。)
→ロシアの天然資源が欧州諸国に与える影響の大きさがうかがえます。
欧州諸国がロシアと対立することはあっても、最終的には妥協してしまう事情というのは、このあたりにもありそうです。
いずれにしても欧州諸国は、天然資源を売り物にするロシアにとっては大きな得意先。
もう少し精査の必要はあるかもしれませんけど
少なくとも、ロシアは経済を中国に完全に依存しており、中国なしではロシアは立ち行かなくなるというのは都市伝説の類いと考えてよさそうです。