ヤシオオオサゾウムシの一種   35mm
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こんなにびっしりついていても歩行や飛行には全く問題はない様子
 
また元気に飛び立って行った
 
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椰子オオオサゾウムシはフェニックスなど街路樹として植えられた椰子類を枯らす虫として
 
日本でも問題になっている
 
日本にはもともといなかった虫で植栽とともに南方から上陸したらしい
 
繁殖力も強く防除も難しそうだ
 
生態については椰子の一番柔らかい成長点付近をかじって穴をあけ卵を産み付ける
 
孵化した幼虫は繊維質を食べて成長しついには椰子を枯らしてしまう
 
 
上の写真は昼間飛んできたヤシオオオサゾウムシの一種
 
タイルの上でひっくり返ると起き上がれずもがいている
 
 
問題は腹にびっしりとついている小さなものの正体
 
いままで3回目撃した個体のどれにもついていた
 
卵?
 
孵化した幼生?
 
それとも別の寄生虫?
 
 
1)卵だとしたら
 
   ヤシオオオサゾウムシは長さ2,3mm、ハバ1mmほどの白い卵を一回に200-300個
 
産むといわれている。これから椰子の木に飛んでいって、産み付けるのかも、、、
 
 2) 寄生虫だとしたら
 
   天敵として駆除に利用できるのか
 
3)幼生だとしたら
 
        昆虫がカニの育児嚢のように孵化した幼生を自分の身体に付けて育てる習性は
 
nymphal  phoresy    /   phoretic   とよばれている
 
ただ、ヤシオオオサゾウムシについては今のところ、そのような記述は見当たらない
 
 気温の高い熱帯では幼生を身体に付けて育てても死ぬことはないので
 
そういう習性を持ったヤシゾウムシも存在するのか
 
いっぽう気温のさがる温帯地方では外気温にさらされない椰子の内部は安全だ
 
気温差と食草の数の少なさなどに順応して
 
一気に椰子の木に放卵してしまうものだけが温帯にまで進出できたのか
 
 
身体につけた幼生をあちこちの椰子にばらまくとすれば
 
椰子にとっては一本の木に集中することがないので、枯れないのか?
 
それとも広範囲に被害が拡散してしまうのか?
 
 
などなど、、、