神社とお寺 | 水無昭善 オフィシャルブログ powered by Ameba

神社とお寺

先日テレビ番組を見ていて驚いたの。
今どきって神社とお寺の区別が解らない人も結構いらっしゃるんだって。


まあ、尤も仏教伝来以来、日本では伝統的に神様と仏様を同じ場所でお祀りしてきたところも多かったんだけど明治時代に時の政府から神仏分離令が出されて当時多くのお寺は大変な目に遭わされたの。廃仏毀釈って歴史でも学んだでしょ。


それでも、明治以前の名残りで古いお寺には八幡さまとかお稲荷さん(神様)が「南無八幡大菩薩」「南無稲荷大明神」という形でお祀りされているの。


仏教では神様は仏様の化身「垂迹身(すいじゃくしん)」で、本当は仏様「本地(ほんじ)」といわれるの。例えば「天照大御神」の本来のお姿は「大日如来」とかね。


神道ではその逆。仏様が神様の化身とされているの。ま、人間が言ってることなんだけどね。


でも、参拝の作法は神社とお寺は違うの。

神社では一般的には「二礼二拍手一礼」、出雲大社とか異なる作法の神社もあるから、その場合はその神社の作法に従ってください。


お寺での参拝はこの作法とは違うの。お賽銭を入れたら合掌して祈願して一礼。
二礼二拍手一礼はしません。
気をつけてね。