2024年6月20日(木)

 

先日、秘密基地に行った時、本棚にあった小説『葛橋』(作家:坂東眞砂子さん)のを持って帰りました。

通勤電車の行き帰りに読もうと思っての事でしたが、これが思いの外面白くて、久しぶりに小説読みたいスイッチが入ってしまいました。

 

でも買うとお金がかかる!

収入半減になったばかりなので、今までのように無計画に使うわけにはいかない!

で、ちょっと考えてみました。

 

文庫本だと1冊7~800円だから、少なくとも月に2冊読むとなると1,400円~1,600円という新たな固定費が発生する。

しかも読んだら本棚に並んで邪魔になる。

これまでだと全く気にせず使っていたお金も、収入が半分になってしまった今は先の事を考えて、『1,400円~1,600円くらいは・・』という考え方は改めなきゃいけない。

だからと言って、残り少ない人生、やりたい事はなるべくガマンしたくはない!

 

という事から、タダで本が借りられる市の図書館を利用する事を思いつきました。

幸いなことに最寄り駅から直結ですぐだし、木金は20時までやってるので仕事の帰りに行ける。それに24時間対応の返却ポストがあるから木金じゃなくても返せるし、我ながらナイスアイデア♪

 

ちゅー事で、早速行って作ってもらいましたよ図書借出カード♪

これでいつでも本が借りられます。

本だけじゃなくCDやDVDなんかも借りれるし、デスクや机もあって、落ち着きのある綺麗な空間は、静かで明るく空調もバッチリで快適。

なんでもっと早く利用しなかったんやろ。

 

あ、でも、そうそう、このカードを作ってもらう時のちょっとした出来事なんですが。。

窓口に司書さんらしき女性が二人いて、その内の一人(Aさん)を見た瞬間、『あ、この人は波長が違う苦手なタイプ』と直感的に思ったので、もう一人の(Bさん)の方へ「すみません初めてなんですが・・」と声をかけるとBさんは笑顔をこちらに向け「はい」と対応する姿勢を示してくれたので、私もBさんの方へ身体を向け次の言葉を返そうとした瞬間、Aさんが隣の席から手と身を乗り出して、抑揚も愛想もない一辺倒な低音事務口調で「初めてですか?では手続きがありますので、免許証など身分証明証をお願いします。で、こちらの用紙に記入してください」と捲し立てるように言って来て、びっくりというかドン引きしてしまいました。

ちなみにその時のBさんは苦笑い。(これはよくあるパターンなんだ・・)

そういう訳で、第一印象の直感が見事に的中しました。

で、そこからはAさんが手続きをする事になりました。

図書カードを受け取る時も、図書館パンフレットを開けながら「本の借り方や返却方法、返却場所などご説明します」と低音事務口調で間髪入れずに捲し立ててきたので、「あ、こちらを利用している知人と一緒なので、そちらで教わります^^;」と適当な事を言いパンフだけ受け取って逃げました。

だって聞いてるだけで、圧ちゅうか、ストレスやし、パンフ見たらわかるしね。(すでに事前にネットでも調査済み)

あ、でもAさんの名誉の為にも言っておきますが、彼女に悪いところは微塵もありません。

彼女は自分の仕事をマニュアル通りに淡々とこなしているのですから。

でもあるじゃないですか?

波長が違う人って。

ノイズばかりが気になって肝心の内容が真直ぐに入って来ない人っていませんか?

 

そして本も借りました。

沼田真佑さんという作家の『影裏』という短編小説で、他に『廃屋の眺め』と『陶片』というのが収録されていました。

帰ってからググって解ったのですが、第157回芥川賞受賞作で、2020年に綾野剛さん、松田龍平さん主演で映画化もされたようです。

こういうの見るとちょっと期待しちゃいますね。

 

でも本当は、坂東眞砂子さんの別の作品を読みたかったのですが、無かったので電車で読みやすそうなサイズの中から、タイトルを見て適当に選んだのがコレでした。

明日から楽しみだ。