ホストに行く女は変わってると思われがちだが
僕たちと同じような感情や欲求を持った人間である。
昼職の女の子。風俗で働いている女の子。
一生懸命働いてお金を稼いでいる。
そのほとんどの人は僕たちにお金を払えば他の欲しい物や必要な物を諦めなければならない。
別に耳新しい話でも無いが僕も忘れてしまう時がある。
お店に入ってくるとき、少し恐れを感じている。
おそらく少しばかりは買うつもりで来ている。
「おそらく」と言ったのは、当然だが世の中には色々な客がいるから。
興味がある。
ただ見に来ただけぐらいの感覚でも、うまくいけば飲み直し、また会いに行こうかなぐらいの興味を持っている。
ただ怖いのだ。
座るだけで2万。ロジャーを入れると10数万。
狙い撃ちができる金額があったら引越しが2回くらいできる。
それが金というものだ。
しかも努力して稼いだ金だ。だから怖い。
それにホストのことも怖いと思っている。
なぜならホストが自分を狙っていることを知っているからだ。あるいはそう思い込んでいるからだ。
ホストに対する世の中の評判は決して高くない。
気をつけないと金を巻き上げられるぞと、皆口々に教えあっている。
みんな自分を指名して貰おうと必死になって営業努力をしたり、時には他のホストを落としたりする。
誰もがもっといい真っ当なお金の使い方があると言ってくる。だから怖いのだ。
しかし、そうは感じながらも彼女たちはお店に足を運んでくれる。不信感と恐怖で一杯になり、ホストに何かされようものなら、自分の身を守るためにどんな言葉や手段も選ばない覚悟だ。
なかには、開放されたいがために大金を払い、
突然姿を消す人もいる。
彼女たちがどんな世界に足を踏み入れた気でいるのかよく分かるだろう。
つまり僕たちが日常的にやっている仕事は一種の戦いなのだ。僕はそう思っている。
彼女たちはだまされると思っているし、僕たちは時間の無駄遣いだと感じることもある。
これを放っておいたら大変なことになる。
客は敵意を持ったままだし、ホストもそう。
本当に冷やかし客(指名するつもりは全くなく見に来て楽しむだけの客は実際いる)のことは一旦忘れる。
感情に任せて客に酷い態度をとるホストのことも忘れる。
ここでは、自分を真面目でひたむきなホストだと思っている人のことだけを考える。
改めて目を向ける。
一生懸命働いて収入を得、誰かを応援したいと思っている。誰と会う時も、それを第一の基本的な前提とするべき。
女の子はホストを怖いと思っていて、自分がこれからしようとすることも恐れている。
僕がそう思おうと思うまいと、戦っていることになるし、それが一般的事実である。
そして、その事実をうまく対処すれば誰もが得する形に変えることができる。
顧客の頭の中で起こっていることを理解できれば、この戦いに勝利し、自分自身にとっても顧客にとってもこの戦いを価値ある経験にすることができる。
そうするためには女の子が始めに持っている興味をそそらせ、恐怖に打ち勝ち、勝利を手に入れなければ(つまり自分とゆう商品を売らなければならない)ならない。
この戦いでの勝利とは、自分とゆう商品に価値を感じて貰えた瞬間(つまり自分とゆう商品を買って頂いたとき)である
しかし、自分の売り方が良ければ、怖がっていた客もまた得をする。
お店にきた目的を手に入れる。
これ以上素晴らしい戦いはない。皆が勝者で、敗者は一人もいない。
女の子と自分の気持ちの両方と向き合わなければならない。自分が何者か、そして女の子が何者かをよく覚えておくこと。
2人が何のためにそこにいるのかを忘れてはいけない。それは双方にとって有益となる売買をするためだ。