昨日、ずっとテンション高くて元気だった私は、夜になってから号泣した。

金スマ…XのYOSHIKIの特集だったからだ。
Xが出始める前にも、長髪のメタルバンドは日本にも沢山存在はしたが、確かに髪を立てたり、あれ程派手な姿で世に現れたのは、彼等が初めてだった気が、私はする。

札幌でバンドを少しではあるがやり、上京後にはやらなかったのは、やはり、レベルが違うなと思ったのと、彼等のライブに通い始めたからだ。
インディーズとは言え単独ライブをこなし、入り待ち出待ちは沢山居るし、最初から彼等は他を寄せつけない、抜きん出た存在だった気がする。
とはい言えインディーズ。
打ち上げはいつもライブハウスの付近の居酒屋。
簡単に紛れ込む事ができ、何度か話した事はある。
でも、彼等の記憶の中に私は居ないだろう。
大勢の中の一人にしか過ぎない、ほんの少し縁があり、二度とないような存在にしかすぎない。
でも、あれ程大きくなった存在の彼等は、私の心の中にいつまでも残り続けると思う。

お笑いやジャニーズに夢中になってからも、彼等の報道は常に気になっていた。
hideが亡くなった時は札幌に一時期戻っていたので、飛んで行く事は出来なかったが、一人コッソリ号泣し、TOSHIの洗脳も、YOSHIKIの心中を思うとやりきれなかった。
TAIJIも…Xに居続ける事なく、異国で自ら逝ってしまった。
今のXがあるのは、YOSHIKIのXへの深い愛と、優しさと情熱の賜物なんだな…と、昨日しみじみと思った。
再起動し始めてからも、テレビは必ず見ていて、その度に惹きつけられ、何故か涙が溢れ、家族にドン引きされていた。

知らなかったのは、YOSHIKIのお父さんの事。
お母さんしかいらっしゃらないのは知っていたが、その理由は知らなかった。
自分の母親の事を思い出した。
私も何も知らずに普通に学校から帰ったら、もう亡くなっていて、布団に横たわっていたのだ。
原因は、私も心臓発作と聞いている。

一人で集中して見ている時に、タンポポ帰宅。
勿論、食事の支度等はしたが、その後は泣きながらテレビに集中する私を、食事に集中する事で、放っといてくれた。
終わった後、そっと横に来て、黙って可愛い猫の動画を見せてくれた。
タイミング良く、コスモスも起きた。

「神様は、乗り越えられる人にしか試練を与えない。」
中居君が言うと、YOSHIKIは「大好きな言葉だ。」と答えた。
私も、その言葉を常に思って、白百合の不登校や様々な状況を私なりに乗越えてきた。
結果、私を「お前」呼ばわりし、見下す様な態度をとるものの、何でも話してくれる子になり、立派に仕事をこなし、素敵な彼氏にも出会えた。
私は、私なりに、乗越えたんだよね。
これからも、壁が立ちはだかる事はあるだろう。
でも、神様は、私が乗越えられると思ってくださってるのだろう。

父親は、何度も行方不明になったあげくに、白百合に会わせる事は出来たものの、まだ赤ちゃんの頃だ。
保育園の年長さんの頃に、ドラマの様な電話があった。
札幌の警察署からで、父の死を告げる電話だった。
白百合を、ラベンダーと、まだ元気だった義父にあずけ、一人で飛行機に乗った。
警察署に着くと、本当にドラマの様に、刑事さんが霊安室に連れて行ってくれて…白い布をとって「間違いないですか?」私は「はい…」とうなづき、初対面の、今の私くらいの刑事さんの胸を借り、泣いた。
慣れているのだろうか?
刑事さんは、ほどよい感覚で私を包み、涙が止まるまで付き合ってくれた。
死因は、母と同じだった。
親戚から嫌われていた父の葬儀は寂しいものだった。
後から来たタンポポと二人きりだった。
すんでしまってから何人かの友達に言うと、来てくれはしたが、親戚は一人も現れなかった。

仕事の都合上、先に帰ったタンポポは、幼い白百合を連れて、空港に迎えに来てくれた。
テレビでよく、空港に芸能人が来るのを見ていた白百合は、「誰が来るのかなー?ヨン様かなー?デップ(ジョニー・デップ)かなー?」何て、言っていたそうだ。
ヨン様でもジョニー・デップでもない私の姿を見て、大喜びで飛びついて来た幼い白百合の顔は忘れられない。
一週間程会って居なかったのだから。
ヨン様とジョニー・デップに勝った瞬間だった。

ラベンダーも、今は元気にしているが、若く見えるし、年のわりには健康だが、年齢的にいつかは別れが来る。
頼りっぱなしから、そろそろ卒業せねば…

私は、明日死ぬかもしれないと思って生きている。
マイナス思考ではない。
誰でも皆、いつかは死ぬ。
健康な人の突然死、交通事故、通り魔、誰一人として、明日も100%生きているとは言い切れない。
そう思ってから、今日やらなきゃならない事を先延ばしにしなくなった。
完全にではないが、ほぼない。
誰かともめない様になった。
モヤモヤしたまま別れたくない。
何でも楽しむ様にこころがけ、不快な事はいつか直ると信じる事にした。
これが正解で、万人に勧められる訳ではないと思うが、私にはあっているようだ。

明日が来たら笑って過ごそう。


タンポポ→旦那
白百合→娘
ラベンダー→義母