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忠臣蔵といえば、日本人が一度は目にする代表的な時代劇です。
映画でも、テレビでも、何度も何度もリメイクされ演じられてきました。
日本の代表的な連続度時代劇ドラマといえる大河ドラマでも
何度も取り上げられてきました。

赤穂浪士といえば武士の鑑とされている人たちですが
現代から考えれば忠義のために命を擲(なげう)つと言う考えは
ご法度となっていますが、当時はそれが当たり前でした。
死の美学は、当時の武士たちが生きるための最大のテーマであり
それそのものが人生観でした。

現代では、人のために何かをするというのは
当たり前ではなくなり、人は自分のためを最大の“美学”としています。
それどころか“美学”という言葉さえむしろ死んでしまっています。
ある意味、そういっても過言ではありません。

人と人との人間関係が希薄になってきている現代では
人のために死ぬということは考えられないことです。

しかし、それでいいのか?です。
もちろん死を賛辞しているのではなく、死に物狂いでという言葉です。
命がけで何かをやり遂げる。それも、自分のみの達成感だけではなく
人と人とのつながりを大切に…、そして、人に感謝する気持ちで、
生きていく、それって素晴らしいことです。

映画では、最後に武士としての誇りを捨てなかった
瀬尾孫左衛門の忠義を見た寺坂吉衛門の姿で物語は終焉を迎えるが、
この忠臣蔵においては最もふさわしいラストであった。
生きる意味を考えされられる作品である。


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