第二回社会人落語日本一決定戦の決勝戦も終了して、
夜は
プロの噺家さんたちによる大落語会が開催されます。

第二回は第一回に比べて、
相対的にレベルアップされてました。
日本一決定戦自体のそれぞれの方の寸評はさておきますが、
ここで感じたことを述べさせてもらいます。

社会人落語には
やはり、プロの噺家さんにない独特の味があります。
それは…、
噺家としてはどなたも素人の方なので、
プロに太刀打ちする必要もなく延び延びと演ることができるのと、
それぞれの方の本来の職業を活かした、
これぞ本式のプロフェッショナルの味を出せると言うことです。
これを具体的に言いますと…、

先生と呼ばれる職業にはいろいろありますが、
その代表的なものとしてはやはり、
学校の先生でしょう。
職業名で言えば教師です。
その他、
先生と呼ばれる職業は、
医者・政治家・文筆家等々様々あります。
その人たちが、噺の中に出てくる職業として実際の職に就いているわけですから、
その人たちが演ずる世界の表現は
いくら噺家のプロと言えども太刀打ちできない領域であるとも言えます。

そこが、
噺家のプロには観られない話芸を醸し出し、素人のお噺と言えども、醍醐味を持てるものでしょう。

素人によります、社会人落語は、
これから大いに期待されるものであります。