本日、兵庫県明石市にある生涯学習センター(アスピア)で、
落語会と明石市近隣で活躍されていますパフォーマーによる
イベントがありました。
1部&2部形式で、
1部がオーディションにて選ばれたパフォーマンスショー
2部が上方落語協会に所属する噺家さんの
高座でした。
1部は観ていませんので、2部の紹介のみをします。
噺家さんは出演順に、桂阿か枝さん、桂かい枝さんです。
ちなみに阿か枝さんは、地元明石の出身なので、
名前も“あかし”の響きをとって、「阿か枝」になったそうです。
それから、阿か枝さんも、かい枝さんも、
ともに文枝師匠のお弟子さんやそうです。演目は、
阿か枝さんが「金明竹(きんめいちく)」、
かい枝さんが「手水廻し(ちょうずまわし)」でした。
阿か枝さんの枕は、「学校落語」での出だしだったので、
先日も紹介したネタかと思いきや、少し違ってました。
ネタばれになってもいけませんので、詳細は省きます。
さて、「金明竹」ですが、この噺は本来江戸で演じられるものです。
と思います。と言うのも言葉の言い回しで、江戸の大店に
上方の遣いの人がやってきて、
一体何を言ったのかわからないと言う事ですので、
これを同じ土壌の上方落語にするとただ、言葉が少し難しく
言葉数も多いので、ついつい早口になり
聞き取りにくいと言う話しになってしまいます。
聞き手が納得すればそれはそれでおもしろいのでしょうが、
好みの問題ですね!
次に、かい枝さんの枕ですが、長かったですね!
枕だけで15分超えてましたので、
今日は枕のみで終わるのかと思いきや、
「手水廻し」がはじまりました。
これも、言葉の違いで登場人物がとまどい、
話しがおかしな方向へ行ってしまうと言うお話しですが、
こちらの方は長い節回しの言葉ではございませんので、
単なる一つの「手水を廻す」と言う方言を廻ってのドタバタ話しです。
まあ、この方言と言うものは、少しところが違えば
まったくわかららないと言っても間違いではございませんので、
上方落語として演じられても受け入れられるものですね!?
ただし、金明竹を全否定しているのではありませんので、
そこのところはよろしくお願いします。
本日は時間も遅くなっていますので、
このあたりにいたしとうございます。
ではどちら様も…、よろしくおやすみください!