平成22年1月15日(金)より3月28日(日)の期間中、
姫路市立姫路文学館 南館ギャラリーにて、
『文化勲章受賞記念 桂米朝 写真・絵画展』が
開催されています。
笑楽は本日行かせてもらいました。
姫路文学館の説明はいずれ改めて
説明させていただきますが、
場所だけ言っておきます。
姫路文学館が位置する場所は
国宝姫路城の西側で、
元々は武家屋敷跡になります。
さて、米朝師匠ですが、本名を(中川清)と言い、
1925年(大正14年)11月6日に、
満州国(現:中国)大連で生れました。
5歳の時に兵庫県姫路市に疎開してきました。
米朝師匠は、
現代の落語界を代表する落語家の一人で、
戦後滅びかけていた上方落語の継承、
復興への功績から
「上方落語中興の祖」と言われています。
1996年、落語界から2人目の
重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、
2009年に、演芸界初の文化勲章受章者となったわけです。
今回は米朝師匠の歴史を紐解き、高座の写真から
各著名人との交流の写真、家族の写真を踏まえ、
著書や寄稿雑誌および直筆原稿の他、
楽屋での暖簾や手拭い、米朝の名が入った清酒など
約120点の資料が展示されています。
何点かの展示がされてあります。
地下の映写室には文化勲章受賞に基づく映像が流れ
高座の様子も映し出されています。
さらに、来月3月12日(金)には、展示会を記念しまして
米朝師匠の弟子であり、血を分けた長男である
桂米團次師匠の高座が開かれることになっています。
題して『桂米團次落語の会』とそのままですが、
ネタは、米團治師匠お得意の『七段目』の他、
姫路市ご当地の伝説《播州皿屋敷》に因んで作られた
『皿屋敷』が披露されます。
また、クラシック音楽に造詣が深い米團次師匠です。
ピアノ伴奏を伴いまして『フィガロの結婚』とパンフレットにありました。
『フィガロの結婚』と言えばモーツアルトの作品である歌劇ですが、
どうアレンジしていただけるのでしょうか?
確か、『掛取り』と言うネタの中で、
年末の取立てに来た大屋さんを
クラシック音楽好きな天で攻める戦法で、
『フィガロの結婚』のアリアを歌い、その後
クラシック音楽の作曲者の名前を連呼し、追い返した!
と言うネタがありましたが、ピアノ伴奏を従えてと言うと…
本格的な米團次師匠の美声が伺えるのでしょうか?
今からが楽しみです。
米團治師匠の他は、“桂米一”さん、“桂佐ん吉”さんの
お名前も記載されてありました。
来月は、米團次師匠の落語に、
神戸で行なわれる素人落語の会に、
出掛ける予定です。
そして、再来月はいよいよ、
『第2回社会人落語日本一決定戦』の
申し込み受付開始ですがどうなりますことやら、
乞うご期待というところでしょうか?