福々亭一門“一笑懸命(犬鳴)のお喋りです”-NEC_0814.jpg

先週になりますが、
映画『のだめカンタービレ最終楽章前編』を観てきました。

テレビのドラマは観てなかったので話の筋がわかるかどうかが?でしたが、テレビは観てませんでしたが話はつながりました。
(…と言うか観てないのだから話がつながるわけないのですが、テレビを観てなくても楽しめたと言うわけです。また、少々の話はシネマ版のパンフレットに記載されていたので、すぐにある程度の状況はわかります。


さて、シネマの筋書きですが笑楽流シネマガイドでは省きます。

楽しみどころと言えば実写と2Dの平面映像の合成が、ディズニー映画の手法のようで今にしてみれば3D全盛時代からしてみればレトロの雰囲気が逆に新鮮さを醸し出しています。
それに…、舞台がフランスにかかわらず、日本映画であるがゆえに、前編日本語で通し、さらに日本人の役者をあたり前のように外国人として平気で押し通してしまう。それが何の違和感を感じさせないと言うのは、スクリーン作品と言うより舞台芸術です。

また、実写に合成アニメやら、
(昔よく使われていた人形がわざとらしいとの気風から)リアリティーを追求するために高度のCGを駆使した映像を使われている現代において、
どこからどうみても人形だとわかる【のだめ人形】が堂々と…さらに晴れがましく幅をきかした作風はまさに21世紀の新喜劇です。
※これは主役の上野樹里がはじめて主演した『スウィングガールズ』で静止画像が使われていた時を思い出させました。

ただそのなかにあっても、あえて真逆のリアリティーが追求されていました。
千秋が自分の演奏会におけるピアノ共演を指名した際(のだめ本人もそれをめちゃくちゃよろこび、そこで実写とアニメが融合する変態の森にまで飛んでいったにもかかわらず)、手違いで別の演奏者に差し替えられてしまい、千秋はのだめに、「指名したのはお前だ!」と言うのですが、そこでのだめは逆に千秋にむかって「空気を読め」と言い、あれだけ待ち望んでいた千秋との共演を辞退したのでした。これはお約束の展開かもしれませんが、その少しせつなさをあじあわせる展開が、のだめを味わうテイスティングなのでしょうね?

個人的に笑楽は落語や日本史に出会う前は、西洋におけるクラシック音楽にはまっていました。
中・高と吹奏楽部員で、金管楽器の演奏を中心に過ごしていました。それがオーケストラや合唱団、JAZZの魅力にもはまっていったので、シネマ版に登場した楽曲には馴れ親しんでいました。

話は主役の上野樹里に戻りますが、ご存じの通り
(=ご存じでない方もおありやとは思いますが)、
出身は、今、笑楽が住んでいる兵庫県加古川市です。この樹里ちゃん来年はなんと大河の主役に大抜擢されました。
大河ドラマ五十作にして、女優主役作品として十作目、しかも時代劇発参加とあれば大変なプレッシャーを背負いこみます。
さらに来年の作品は、
『江~姫たちの戦国』で、浅井三姉妹の三女の江(ごう)を演じます。
父は織田信長に責め滅ぼされた浅井長政。母は信長の妹でもあるお市の方です。
つまりは自身の父を実の伯父である信長に殺されたわけです。
さらに、江は三度の結婚の末最終的に徳川家康の子である秀忠に嫁すわけですがこの秀忠、自分より年下です、それはいいのですが、秀忠はただただ江には頭があがりませんでした。
葵三代の時は江の役を岩下志麻さんが熱演されていました。あの極妻の大女優です。さて、樹里ちゃんがどう太刀打ちできるかが楽しみです。
しかし、樹里ちゃんは何もコミカルな役だけではありません。
『出口のない海』では、今、旬の歌舞伎役者市川海老蔵(当時=市川新之助)の恋人役を清楚に演じ切り、また『ラストフレンズ』では、性同一性障害の役もこなしていますので、新境地としての時代劇ですがそのプレッシャーには打ち勝つことができるでしょう。また、葵…では、秀忠の役を、釣りバカの浜ちゃんや探偵ナイトスクープ局長でお馴染みの西田敏之さんが二と三の線を縦横無尽に演じた脇で、シュールでコミカルな江も、岩下さんは見せてくれましたので、脚本の田渕久美子さんのテイスティングに期待しています。

検索サイトで『江 上野樹里』を検索してみると、なにやらユーチューブで、主題曲らしきものや、謎の取って付けたオープニング映像が流れていました。
それだけ期待されていると言うことですね!それに今年の『龍馬伝』に続き、同じ事務所(アミューズ)からのタレント(今年は福山雅治)が主役なので、事務所サイドでも気合いの入れようが違うでしょうね。
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※この記事は携帯で作りましたので、時間の関係や画面の関係上、多少の誤記があると思います。そこで、一旦UPはしますが、時間があるときに改めて編集し直したいと思いますのでよろしくお願いします!
ては、この記事はこれにて終演させていただきます。