観てきました。
娯楽的舞台型時代劇でしたね!
 舞台となるシーンがわりと限られていて、スクリーンだけでなく舞台にしてみても見所があるのではないかと思いました。
 現代と過去を結ぶストーリー展開は今まで何度となく作られてきましたが、ご多分にもれずまったくあり得ないシュチエーションでの展開でした。しかし、大人から子供まで楽しめるようにするにはあまり複雑なディテールにこだわらないほうが見易いのでしょう。ただ、城主の名前が康綱と言うことで、連想されるのはやはり、歴史に名高い関東での覇者であった、北条二代と三代の氏綱・氏康親子ですね!
しんちゃん(川上真一)がタイムスリップした天正の時代は、春日の国と言う架空の国名での設定でしたが(これは春日部市をもじったものでしょう)、
しんちゃんの父親、曉が春日の国のお殿様、康綱に「未来とやらに春日の国はどのようになっているのじゃ?」と聞かれた際に、
「そのような国はありません」と答えたことが、逆にリアリティーを追求しているのだなあと思いました。
 ところでこの“康氏”と言う名前は、しんちゃんがタイムスリップした天正2年(1574)の少し前の時代に、氏綱・氏康親子がいましたが、その親子の名を掛け合わせたものでしょうか?
 歴史ではその後、北条四代の氏政の時代、1990年に豊臣秀吉によって滅ぼされていますので、あながち後世に国が滅んだというのは間違いがないと言えるでしょうか?

 また、春日の国は架空の国名ですが、春日城は実際に信濃の国にありました。更に、春日城は天正11年(1583)に滅んでいますのでこれまた少しリンクしていますね?
 
 ここで、講評を終了しますが、今回この映画を観て笑楽なりに思った感想を書く予定でしたが、映画を観ている際や上映終了後の感想が、どうにもまとまらないので今回は割愛します。また気分をあらためて、シネマツアーに出かけます。
では…!