終演してから随分時間が経ちますが、今から少しだけ本日の落語会の感想を述べます。
ただ現在のわたしの体力がかなり疲弊していますのですべてを伝える事はできません!
先ずは、出だしの林屋染雀さんによります“落語解説”ですが、落語に関する基本的なお約束ごとや、お囃子関係のレクチャーでした。本当に基礎的な入門教室でしたが、これがあってよかったと思います。わたし個人的には以前に天満天神繁昌亭にて聞いていたり、大阪府池田市にある上方落語資料館や難波にありますワッハ上方で勉強済みですが何回聞いてもいいものだと思います。
続いて落語本題ですが、
まずは文三さんから、
お題は『ちりとてちん』、NHKでおなじみのお題ですが、文三さんの高座は笑顔の返しが非常によかったです。
続きましては、上方落語四天王の一人三代目桂春團治師匠の『代書』です。
さすが大御所の風格を醸し出されていました。ちなみにこの『代書』ですが、わたしの所持するところで桂枝雀師匠のDVDがあります。枝雀師匠は独特の味がありますので、また一味違ったものでした。

中入りのあとは、色物で大神楽があり、女芸人・海老一鈴娘さんの舞台で華を添えられました。
続いて桂九雀さんの『七度狐』はめものとの息がよろしいようでした。ちなみにはめものとは、お囃子さん方が奏でられる音楽の事ですが、BGMの他に効果音(SE=サウンドエフェクト)の役割の事です。
とりをとられるのは上方落語協会会長、桂三枝師匠です。ちなみに江戸落語の方では、この“とり”の事を“主任”と呼ばれるそうです。
三枝師匠は、師匠自らが独自に作られた創作落語です。現在この創作落語は、CDで125選のお噺が販売されています。その中で何作かがDVD化され、また100作は分厚い特大本になって文章化されています。
赤とんぼは、今年のはじめ神戸文化大ホールにて開催された【笑ウインドツアー】に聞かせて頂いたときから、非常に興味深い作品として笑楽のお気に入りとなっています。また、先月開かれた【上方大落語祭】にて再び目にすることができました。あまりに気に入ったので、ネットで調べてみるとNHKで放送されていた物を視聴することができました。内容に触れると長くなりますので、本日はやめておきます。
本日は、非常に有意義な落語会でした。

来週の笑福亭銀瓶さんの高座も楽しみです。

PS:年末12月26日土曜日に、加古川のウエルネスパーク内アラベスクホールにて、【うえるねす寄席】が開かれ、桂米團治師匠他の高座が楽しみとなります。