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燃えた札束の次に


低調なHIP HOPの次を担う世代



単純な言葉が説教に変わる世界



意味のないライムに

狂気乱舞する試合



爪に火を点すように


伝えたい言葉があるか?




下手に稼いだ泡銭なんかは


札束ごと燃やして


別の未来をそこに見よう




結局、夢を語っていたはずが



メイクマネーの定型文に落ち着く



そんな下らないマナーの果てに



夢がないことに気づかないで暮らす

風が強く 街が強く

話し言葉に二つ


翌日の雨に三つ


四街道の車線の先に

小高い丘、と名付けられた


小さな山があった




新木場から電車を乗り継いで


その丘に辿り着いたら


まず、すべきなのは小さな小石を置くことだ



その石ころはコトコトと音をたてて



身近な人のしあわせを祈るように



少しばかりの身を削り


白い文字を


道路に刻む

軽いメロディーとその先


ティーンエイジファンクラブが


その名前の通りの歌を歌っているころに


ちっとも青空が見えない

どんよりとした雲の下で


石ころばかり蹴り飛ばしてる少年がいる


寄り道以外にやることがなくなったもんだから



だんだんと家に帰るのが恐くなってきている



胸の中で

バスドラムがドンドンと鳴る



頭の中に

ハウったようなノイズが混じる



ちょっと前まではこんなんじゃなかった



ティーンエイジファンクラブみたいな歌を鼻唄でうたってたし



空は一日の中で一回くらいは

光の筋を見せた




いつか好きな人ができたら


贈ろうと思ってる


小さな白い花だってあった



ブルドーザーが来て

みんなの空き地と



隠れ家にしてた


公園の隣のオレンジ色した小さな小屋を


壊しちゃう前までは。




そう、


こんなんじゃなかった



だからいまは



小石を蹴りながら



いなくなったあの子を



探しているんだ



今日は曇り空だ
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