「南関重賞」

5/15(水) 大井記念(S-1)  定量  ダ、2000M (大井競馬場)

※)少頭数になったが、上位馬の実力は拮抗している。面白いレースになる。

 

「好勝負」内枠から①サヨノネイチャ、④ヒーローコール

※)サヨノネイチャには試金石の一戦。ここを超えられると本物と考えたい。西啓太騎手

にとっても貴重な経験となるはず。持時計から言えばワンランク上の速さが必要だろう。

それでも成長曲線にあるので勝機は十分にある。難を言えば先行力かもしれない。

ヒーローコールにはリベンジの一戦。今度は逃げの手に出るか.. サヨノネイチャには負けた

ものの未だ1敗である。勝負付は済んではいない。矢野貴騎手の腕の見せ所と読む。

 

「伏兵馬」内枠から②バーデンヴァイラー、③ミヤギザオウ、⑦セイカメテオポリス

※)バーデンヴァイラーは近走足踏み状態だが、実力はこんなものでは無いはず。鞍上に

森泰斗騎手を配した経緯からも陣営の意気込みは半端ではない雰囲気。良気配なら要注意

とみる。ミヤギザオウは成績にムラがある。それでも桑村騎手との相性は良く、2000M

以上でのスタミナは十分で、展開次第では侮れない存在に映る。羽田盃を勝った時も人気薄

だったので同馬の意外性には敏感でありたい。セイカメテオポリスは吉原寛人騎手の閃き

次第だろう。速い時計になると微妙に成績が落ちるので現在の大井競馬の走破時計は好走

の範囲内だと思う。この3頭はレースを盛り上げる個性派としても見逃せない。

 

「二着三着馬」内枠から⑥ランリョウオー

※)もしランリョウオーがこのレースを勝つようなら水準が低いと思う。それでも同馬は

馬券圏内に踏ん張るだけの力量は依然秘める。頭数も9頭で先行馬が少ないとなれば、

軽視はできない。パドックの気配を読みたい。

 

「迷馬」⑤キタノオクトパス、⑨キャッスルトップ、⑩マースインディ

※)この中ではキャッスルトップを取り上げたい。J1のジャパンダートダービーの勝利

から久しく勝鞍はないが、いずれ台頭する時があるようにも思う。意外性が持ち味の馬

なので余りにも人気薄なら「一考」の時だろう。

 

 

「ひとこと」上位馬の勢力図を確認するレース。サヨノネイチャの連勝が続くようなら、

南関競馬の4才勢には翳りが見え隠れする印象だ。まぁ、結論を急ぐ必要はない。今夜

の大井記念をじっくり観戦したいし、楽しみたいと思う。走破時計は、5/14(火)11R、1600M(B3ニ)1分44秒1を参考にすると速くとも2分10秒台。但し、これは水準が低い。

9R、1200M(A2B1)1分12秒6を基準にし勘案すると、2分8秒を切るようなら上々の

バトルと考えて良いと思う。先行馬が少ないので時計には過剰な期待をしないつもり。

むしろ、西啓太騎手の勝負度胸を鑑賞しようと思う。