「南関重賞」

5/8(水) エンプレス杯 (J-2)  定量(牝55KG) ダ、2100M (川崎競馬場)

※)好メンバーが揃った。新興勢力やら古豪やら、展開次第で何が勝つのかさえも

分からない印象だが..

「好勝負」内枠から④グランブリッジ、⑤ライオットガール、⑩オーサムリザルト

※)これら3頭は僅差に犇く。グランブリッジは川田騎手が手綱を取るが、2100Mでは

川崎で勝ててはいない。距離が微妙に長いのか..ライオットガールは初距離、初コースに

なるが、時計のかかる園田で押し切った内容は褒められる。南関競馬で最も時計のかかる

川崎は園田と同水準の走破時計であり、ライオットガールが距離を不問とする血統的な

強さを内包するようなら逆転は可能だろう。オーサムリザルトは無敗馬。アメリカ流なら

名血である。時計が速くなる馬場が有利と思われるものの、資質の高さでこのクラスを

通過してしまう可能性も十分にある。いずれにせよ、非常に楽しみな闘いになる。

    

「伏兵馬」内枠から①キャリックアリード、⑦アイコンテーラー、⑫アーテルアストレア

※)この3頭も侮れない雰囲気にある。キャリックアリードはここが試金石の一戦。一角

崩しができるようなら今後は明るい。アイコンテーラーは川崎記念でグランブリッジと

時計差無しの三着。展開一つで立場が逆転できる内容だ。アーテルアストレアもライオット

ガールを物差しにすると勝ったり負けたりで、状態次第では一角に食い込んで不思議はない。

「二着三着馬」内枠から②グレースルビー、⑪マテリアルガール

※)微妙だが、ひょっとするとあるかもしれない。

「迷馬」③アンティキティラ、⑥コスモポポラリタ、⑧マルグリッド、⑨スノーパトロール

    

「観戦後記」最初にお詫びを。水曜日の当方の記事に勘違いがありました。グランブリッジ

は以前に2100Mのエンプレス杯を勝利していました。結論を急ぎ過ぎて雑な引用になって

しまい申し訳ありません。

 さて、勝者であるオーサムリザルトは、相当の力量を秘めているようです。この走破時計

(2分14秒5)は2000M換算で2分7秒台半ばを示しており、マイル換算では1分40秒を切るか

という計時です。現在の川崎競馬は良馬場2000Mを2分10秒を切るような時計では走れない

水準なので、地方競馬所属馬とは10馬身以上の格差を感じます。Justify産駒の本物が登場

した印象です。これから先どのように成長してゆくのか楽しみですね。二着グランブリッジ

は、もう少し筋力が欲しい。馬体重が450KG台なのでダートでは若干不利な感じがします。

三着のキャリックアリードは奮戦しました。中央時の実績ならこの程度は走って不思議では

ありません。血統的な奥行きもあるはずで、地方競馬ではかなり出世すると妄想?していま

す。四着ライオットガール。よく走っています。兵庫女王盃の走破時計を1秒以上短縮して

おり善戦でしょう。成長力が加味されると更なる前進が期待できます。五着アイコンテー

ラー。前走並みの時計ですが、2000Mを超える距離は微妙に長いのかどうか?いずれ、

好勝負になる時が来れば再起できるはずです。六着アーテルアストレア。今回は相手が強かった印象です。距離も長いかもしれません。最後に今回のエンプレス杯は、新女王誕生という舞台であったと言えるでしょう。今後は牡馬との対決も視野に入ってくるでしょう。久々に女傑が誕生し、日本を明るくする時代に入ったのかもしれません。  5/9(木)馬酔。