今日の山桜。
その村は若い男は1人しかいなかった。
適齢期の娘さんは10人もいたというのに。
人里離れた村なので、結婚できない9人の娘さんは行かず後家で一生を終えてしまう。
しかし村は地味豊かで、実家にいる限り何不自由なく暮らせたので、娘さんたちは無頓着だった。
娘さん同士青春を謳歌していたので、結婚したいなんて誰も考えていなかったのだ。
焦ったのは、むしろ親御さんの方だ。
自分たちが先に逝って、残った娘さんが一人で暮らすのかと思うと心配なるのは当然だ。
だからたった一人の若者に会うと、自分の娘を嫁にもらってくれるように頼んでいた。
ウチの娘はいい子でやでえ~
嫁はんにしたらあんたも幸せになれるがな。
どや。考えみてくれんか。
どな、どな、どんなや~
この話が伝わって生まれた曲が Dnna Donna だ。
歌詞に
Laugh and laugh the whole day through
And half the summer's night
とあるのが証拠だ。
日本語訳すると「裸婦と裸夫で一日中過ごしてる。そして、はああ~!! 冷めることなき夏の夜(熱い夜)だ。」
意味は分かるよね。
真相を隠すために、他の歌詞はフィクションで覆った。
ネットを検索すると、自由を求める歌みたいな解説が氾濫しているが、それはみんな騙された解釈だ。
ボクの説が正しい。
オッホン。