木が3本あると「森」になる。
木が2本しかないと「林」だ。
気が付いたら木があった。
気が合うってことは好きになることだ。
ブロ友さんの写真が気に入ったのでお借りした。
気が向けば木に向かえばいい。
手を触れれば聞こてくる。
森然(しん)とした声。
古道の森。
時間の流れが止まる。
感情があふれて森を満たす。
量子の海が森をひたしている。
古代の少女が野イチゴを頬張っている。
真っ赤に濡れた唇が美しい。
チェシャー猫が今日は、と声をかける。
何か用?
と、少女が振り返る。
風がそよと吹いて少女の姿がかき消える。
砕け散った古い時間が灰のように降り積もり
森だけが森然(しん)とたたずんでいる。