1年前の今日書いた記事・・・The Cramps | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

素晴らしい天気になった。

「天津橋下(てんしんきょうか) 陽春の水」が思い出され、早起きして長安の都で遊ばなかったのを後悔している。

 

11時頃に起きたので街へ出るのは諦めて、ブログを書くことにしよう。

写真がちょん切れて名前がちゃんと写っていないが、劉廷芝(りゅう・ていし)という28歳で亡くなった初唐の詩人の青春を歌った詩だ。

 

この詩の一番有名な2行は、

 

 

憐れむべし楊柳(ようりゅう) 心を傷(いた)ましむるの樹(じゅ)

憐れむべし桃李(とうり) 腸(はらわた)を断つの花

 

 

なので、もしもあなたが彼女にふられそうな危険に陥った時、暗唱するとよい。

 

きゃあ~そんなにもあたしのことを愛してくれていたなんて、おまけに教養があるのねえ~もうあなたと別れるなんて言わないわ~といっぺんで女心は豹変するのだ。

ああ~またまた不幸な男子を救ってしまったなあ・・・。

 

ボクが好きなのは次の4行。

 

古来容光(ようこう=美しい顔かたち)は 人の羨む(慕うの意味)ところ

況(いわん)や復(ま)た(ましての意味) 今日遥に相見るをや(今日、こうして見かけることができたとの意味)

願わくは軽羅(けいら=薄絹のこと)と作(な)りて細腰(さいよう)に著(つ)かん

(ちょっとエッチだが、君の腰に薄絹となってまとっていたい)

願わくは明鏡となりて 嬌面(きょうめん=美しいしい顔のこと)を分かたん

(できることなら、くもりのない鏡となって君の美しい顔を映していたい)

 

そうして末永く共に暮らしましょう、という詩だ。

 

人生は願い通りにはならないものだけどね(笑)

 

 

 

 

 

そんなわけで今日も庭で撮った写真を。

 

 

 

 

ススキのアップ。

 

 

 

 

梅の花を表と裏から撮った写真。

 

 

 

 

ロマンチックな詩を紹介したのだから、音楽もロマンチックな曲がいいよね。

ボクと長年付き合っている人ならクランプスのことは知ってるはずなので、解説しない。

最近は日本語記事も読めるので、興味ある方はぐぐってください。