いまどきの少女漫画・・・Mick Jagger & Jeff Beck | 洋楽と脳の不思議ワールド

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ボクは数学が出来ない~と自信を持って言える。

 

そのことに最初に気づいたのは小学校1年の時で、1+1=H と解答したら、このエロガキ~と先生に無茶苦茶怒られた。

答えは合ってるはずなのに、なぜ怒られたのか分からなかった。

以来、算数も数学もず~っと0点だ。

 

 

娘から村田清子「数字であそぼ。」という少女漫画を借りた。

「数学って面白い! 読めば数学が好きになる」とキャッチフレーズにある。

 

京大がモデルの京都の大学に入学した数学専攻学生の物語だ。

見たもの読んだものをすべて記憶できるというサヴァン症候群の男子学生が主人公で、その抜群の記憶力で最難関の大学の最難関の学部になんなく入学する。

ノーベル賞学者になるんだ~と自信満々入学したのに、最初の授業でつまづいてしまった。

講義の内容が何ひとつ理解できなかったのだ。

高校まで、理解せずとも記憶力だけでトップの成績を取っていたが、専門課程では数字を「理解」しなければ何ひとつ先に進めないと知った衝撃に打ちのめされてしまった。

人生初めての挫折。

落ち込んだ主人公は2年間引きこもったのち再び大学に通うようになり、友人も出来、何とか大学生活を続ける。

 

作中、数学に関する解説がいろいろあるが、ボクには読んでも分からないのですっ飛ばしている。

一向に問題ないのだ。

代わりに、作者の描くキャンパスライフが楽しい。

2018年から連載が開始されているので、現在進行形のキャンパスライフだ。

ボクの学生生活なんて記憶の彼方なので、どこか懐かしく、新鮮で羨ましい。

 

作者は奈良の出身だが、京都で学生生活を送ったんだろう。

京都の街や京都人の生態に詳しい。

だから京都人と東京人の間の少女漫画らしく微笑ましいギャグのさや当てにはつい頬が緩む。

 

 

 

 

 

 

 

最初のページ、「関西の罪は大阪になすりつけられがちである」(爆)。

大阪人や京都人のブロ友さんの意見も聞きたいなあ~(笑)

 

2番目のページ。「先の戦争は応仁の乱とかいうクチ??」(爆)。

説明しよう。

昔、実際にこんなことを言ったお婆さんがいたのだ。

直接聞いたのではなく、間接的に聞いたのだが、「いいもの(美術品)は、先の戦争(応仁の乱)で全部焼けましてねえ~」とおっしゃったらしい。

その話を聞いた時、最初は大笑いしたのだが、何百年も日本社会の上流階級の地位を占めていた家系の人間って、そういう発想なのかあ~と軽いショックを覚えた。

しかし、この漫画にこんなセリフが出てくるところを見ると、京都人自体がこんな発想の中で生きているんじゃないかという気がしてきた。

漫画では、東京からやって来た修学旅行の女生徒の台詞になっているが、関東人の中にこんな発想はありえない。

 

 

 

 

 

 

 

オバマ時代のホワイトハウスではスーパースターを招いてコンサートを開いていたが、ミック・ジャガーとジェフ・ベック共演のこのライヴは初めて見る。

2012年2月27日の映像だそうだ。