80年代というと、計算されつくしたコマーシャルロックが席捲していたという固定観念があったけど、裏側にメジャー・シーンが無視していた60年代サウンドに目を向けたアンチ・メジャー・サウンドの流れがあったのはブログを始めてから知った。
日本のロックファンに、そうしたアングラシーンの情報が当時どの程度伝わっていたのか見当もつかない。
ボクはと言えば、どうせコマーシャル・シーンしかないんだろうと完全無視を決め込んで、60年代の穴倉を1人でせっせと掘り返すことだけに熱中していたからだ。
Dream Syndicate はロスのアングラシーンで80年代中活動していたが、ボクが知ったのは最近だ。
以前取り上げた Green On Red と同じシーンだ。
同時代、ワシントンD.C.には Slickee Boys がいたわけで、80年代アメリカの裏潮流というのはとても面白いと思うんだけど、まだそこまで手が回らないのが悲しい。
とりあえず、ぱっと眼についたバンドだけを点で紹介するのが関の山だ。
ドリーム・シンジケートにはあまり60年代の匂いは感じられない。
が、なんとなく Half Japanese みたいな匂いがしてて、かっこいい。
このヴィデオのせいかも知れないが。