セクハラ発言に思う。 | 洋楽と脳の不思議ワールド

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都議会でのセクハラ野次が世間をにぎわせている。

批判を承知のうえで言えば、圧倒的大多数の日本の男どもはセクハラといわれても、最初はぴんと来なかったと思う。
欧米のマスコミが騒ぎ立てたので慌てたのが現実だ。

そういう意味では日本の欧米コンプレックスはバブル以後でも治癒してないらしい。

バブル以後、欧米コンプレックスは払拭されたと思っていたのは間違いだったようだ。

新爺世代の党を旗揚げして、威勢のいいことを言ってる石原老人は、若い頃、弟の裕次郎のためにアメリカコンプレックス丸出しの映画脚本を書いていた。

映画をご覧になった人もいるはず。
調べないと映画のタイトルが出てこないけど、アメリカ帰りの英語教師裕次郎が、古い日本が残る街に赴任して、日本は遅れてる、先進国アメリカではやねえ~という恥ずかしい内容だった。

欧米コンプレックスの塊ほどその反動でアジアの隣人に対しては根拠のない優越感に浸りたがる心理的典型だと思っている。


ボクが情けないと思うのは、発言した当の本人がボクじゃない、そんな野次も聴いてないと嘘をついたことだ。

卑怯なふるまいだ。

あぶりだされたので仕方なく名乗り出たけど、日本男児として情けない限りだ。

日本の伝統的価値観では、卑怯という行為は武士の風上にも置けない卑劣漢だ。

切腹も許されず、打ち首という、武士の最大の恥辱に相当する行為だ。

こんな卑劣漢が、尖閣に上陸して、世界に冠たる美しい日本がなんたらかんたらとのたまわり、ネトウヨから国士として賞賛を浴びていた。

そのネトウヨが今回沈黙しているのが笑える。

時々見かけるネトウヨの記事では、卑劣漢のことよりもこの女性議員が「さんまの恋のからくり」に出演して、妊娠したと嘘をついて1500万円の慰謝料をせしめたと発言していたことばかりを取り上げ攻撃している。

やれやれ、美しいなんたら教の信者ってのは手に負えないよ。



安部も高村も真っ先に前線に出かけるなら、ボクは集団的自衛権に賛成してもいいと思っている。
しかし、若い自衛隊員だけを生き死にの場に送り出して、本人たちは弾の飛んでこない後方でのんびり昼飯を食ってるつもりだから、だまされるなといいたいのだ。