現実の街を舞台にしたアニメが人気だそうだ。
舞台となる背景が現実なので、シーン現場を探して訪ね歩くのが若い人の間でブームなんだという。
この現象を「聖地巡礼」と称しているそうだ。
ネーミングが抜群。
すっかり気に入ってしまった。
TVドラマの舞台を探して訪れる巡礼者もいる。
去年だったか、今年だったかのTVドラマの舞台になった民家を探し訪ねて集まる巡礼者の群れ。
はあ~!
と、溜息をついたんだけど、待てよ、洋楽ファンだって同じようなものじゃないか、と思い至った。
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60年代初めのリヴァプールのライヴハウス地図。
この31箇所にはスタジアムやホールが含まれているので全部がライヴハウスじゃないが、それでもかなりな数だ。
地図を眺めてるだけで、ビートルズが生まれてきた背景が分かるような気がする。
ボクはビートルズファンだけど、大成功したビートルズのヒストリーよりも、彼らを生み出した当時の大衆の熱気のほうに興味がある。
Merseybeat ファンになった理由の一端だし、80年代を通じて、埋もれたマージーバンドを発掘する Spencer Leigh の仕事を追っかけた理由だ。
だからキャヴァーンだけでなく、アイアン・ドアやブルー・エンジェルやジャカランダを覗いてみたかったのだがかなわぬ夢。
スペンサー・レイが84年に作成したこの地図を見ながら色々想像して楽しんでいたのだ。
ロンドンにあった有名なライヴ・ハウスと言えば The Marquee Club 。
フランスのTV局が65年に撮影したフーの映像を見つけた。
フーの人気が日本でも高まったのは70年公開の映画「ウッドストック」のニューロック時代の圧倒的パフォーマンスからだが、ボクの中のフーは「ハッピー・ジャック」時代のビート・バンドのイメージ。
だから、70年代以後のフーはほとんど何も知らない。
が、モッド時代のフーは大好きだ。
4曲聴けるけど、公式アルバムには収録されていなかったはずだし、投稿者も紹介してくれてないので、曲名は順に、
Shout, Tell Me Baby, Heat Wave, Smokestack Lightning 。
http://youtu.be/YrfbDubiJfk