美少女には青空がよく似合う・・・It’s A Beautiful Day と Bermuda T | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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先日、ブロ友のママちゃんから素晴らしいバンドを教わった。
バミューダ・トライアングル。


あんまり感激したので、このアルバムの全曲がUに投稿されていたので、全部聴いてしまった。
60年代後半から70年代初めのアシッド感覚に溢れたフォークの世界。

てっきりその時代のバンドだと思ったら、なんと77年にリリースされた自費製作盤。

またまたびっくりしてしまった。

77年と言えば、ロックが巨大資本に絡め取られた時代。
そんな時代に作家主義を前面に打ち出したアルバムをつくるとは一体何者なんだと思ったが、90年代後半以降にこの時代の裏の流れが続々CD復刻されて知った知識によれば、大いに納得できる話だ。
もっとも、同時代のアメリカで、100枚売れたかどうかは疑わしいが。

j さんはギタリストらしく、ジョー・ペリーのバンドの曲を取り上げていたのでボクはムーディ・ブルースの「サテンの夜」。まずはどうぞ。




ウェンディという女性ヴォーカルの声が、湿ったリリカルな声で、大好きなサンディ・デニーを思い出してしまった。

そして、ロジャーという男性ヴォーカルがかぶさってくると、ボクはイッツ・ア・ビューティフル・デイを思い出してしまったのだ。

バンドと同名アルバムがリリースされたのは69年と Amazon にあったのだけど、ボクが邦盤を手にいれたのは70年だったと記憶しているので、彼らが日本に紹介されたのがいつか、もう定かじゃない。

72年だったと思うが、ロック喫茶で知り合った人に、このアルバムが廃盤で手に入らないので、倍の値段で譲ってほしいと言われたことがあった。
そのとき初めて、レコードコレクターなるものの存在を知ったのだった。

わずか1,2年で廃盤になったので分かるように、発売当時、そんなに売れなかったと思う。
が、アルバム1曲目の White Bird は断然素晴らしい。

しかしなによりもジャケットが素晴らしかった。

ジャケットだけが評判を呼んで、70年代半ばには再発されたし、以降も再発され続けたはずだ。

ロック雑誌を読んでる人なら、「アルバムジャケット名盤100」とかナントか名づけた企画でお馴染みのはずだ。

まずはレコードヴァージョンの White Bird 。


次は9分ちょっとと長いがライヴヴァージョン。