Donovan・・・Cosmic Wheels・・お風呂が好き | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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銭湯を知らなくなった人も多いと思う。
70年代までは日本文化の花形だった。

番台に座るのは憧れの職業だったのだ。

番台に座れば、女湯が見放題だったからだ(実際のところは知らないが・・)。


この銭湯、すなわちお風呂やさんは幕末に日本にやってきたエゲレス人たち感激させた。


なんてありがたい施設なんだ。
毎日風呂に入れるなんて清潔そのもじゃないか。

衛生観念の発達していた当時のエゲレス人はすぐに本国に輸入した。


英国でも、毎日風呂に入れなかった庶民に大人気となり、日本語の「お風呂」は「who艪」という英語になった。

ある日、漁師さんが沖で「艪(ろ)」を流して失くしてしまったので、「艪」のない「who」という言葉になった。

The Who がなかなか来日しなかったのも、わざわざ日本までお風呂に入りに来る必要がなかったからだと言われている。


英国でも番台は憧れの職業だった。

狭き門を通過して採用された1人の若者がいた。

番台はひとつしかないのに、彼はシャイだったので、必ず「どの番台」と訊ねるのだった。
そんなわけで、この若者をみんなは「ドノバン」と呼ぶようになった。

彼はもともとがフォーク歌手だったので、番台生活は楽しいぜ~という歌を作った。

「メロー(甘)いエロ~」という歌だ。



で、今日、取り上げるのはこの歌じゃない。
それは誰でも知っているので、知られていないアルバムを取り上げたい。

73年に発売された「コズミック・ホイールズ」だ。

当時の邦盤は、付録にポスターがついてるケースが多く、大事にとっておいた。
それが写真1。

風呂場で撮った写真だ。

LPの大きさと比較して欲しい。

ポスターは大事にしていたが、帯は邪魔なのですぐにゴミ箱に捨てていた。
現在、邦盤レコードコレクターの間では、帯アリとナシでは10倍ぐらいの値段差がつくという。

保存アイテムを間違えていたらしい。
悔しいなあ~。

小倉エージさんが解説を書いているので、ちょっと紹介。

「かつてブライアン・ジョーンズの恋人だったリンダ・ローレンスと結婚し・・」
「ストーンズの『ラヴ・イン・ヴェイン』にも似た Earth Sign Man のずっしりした手ごたえ・・」



「マーク・ボランを髣髴させる Wild Witch Lady では・・・・ドクター・ジョンの面影すら漂っている」



豪華なバック・ミュージシャンの中に、売れる直前のスージー・クァトロの名前が見える。

生ギター1本のライヴ映像はこちら。



アルバムは見開きなので、写真2はその中身。