昭和24年のファッション雑誌「生活文化」 | 洋楽と脳の不思議ワールド

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日本がサンフランシスコ平和条約を結んで独立国になったのが昭和26年(1951年)。
その2年前、まだ占領下にあった昭和24年1月に発行された「生活文化」。
戦後の新しい風俗を取り入れた瀟洒な婦人雑誌だ。

写真1は表紙。Life & Culture のサブタイトル付。
A5版。
本文48ページ。
定価40円。
発行元はナント、あの旺文社!

座談会「ニュールックを語る」の司会で、旺文社社長赤尾好夫の名前が見える。
「赤尾の豆単」のお世話になった受験生も多いはず。
こんな雑誌も発行していたんですねエ~。
出席者の肩書きが面白い。

美容家。
帽子研究家。
洋裁家。

巻頭16ページは別刷り。
といって単色刷りだが、今ならグラビアってところ。

写真2はそのグラビア見開きページ。
「時代感覚をもったアクセサリー」と題して、イヤリング、腕時計、指輪、ネックレス、ブローチ、ハンドバッグ、洋装一式を紹介。
「かつては、すっきりと流れるような細腰の女性が日本的な魅力として心惹かれた。このごろでは華麗なロングスカートで懐古的な流行を追」っているそうだ。
現代女性はどっちに分類されるんだろう??



「新語のプロミナード」と題する面白いコラムがあったのでひとつだけ紹介する。

アヴァンチュール(Avanture)
英語でアドヴェンチュア、冒険という仏語です。主に危険な情事を現わすのに用いられ、例えば思い切った密会や恋の火遊び或いは愛人との恋の逃避行などが当たりましょう。

いつの時代も変わらないのが男と女というわけですね。


写真3は表4.
「トウランプ」という電球の広告。
東光電気株式会社というところで作っていたようだ。