Gerry & The Pacemakers 祭へ乱入 | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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1週間も陽気が続いたので、ここ関東地方でも、山のテッペンの桜がちらほら咲き出した。

陽気に誘われて、ブログ仲間のレッズさんとおいどんさんの2人がジェリー&ザ・ペースメーカズ祭を開催中だ。
お祭り大好き人間の血が騒ぐじゃありませんか。
勝手に乱入することにした。
お2人さん、許しも得ず、お許しください。

といっても「大リーグボール1号」世代なので、魔球を投げることにする。

彼らについての血湧き肉踊る解説は、是非お2人のブログでお楽しみ頂きたい。

取り上げるのは写真のアルバム。
これだけじゃ、何が魔球か分からないので曲目を取り上げる。

A面
1, How Do You Do It
2, Ferry Cross The Mersey
3, It's Still Rock & Roll To Me
4, I'm The One
5, Unchained Melody

B面
1, Roll Over Beethoven
2, Imagine
3, Running Man
4, Just The Way You Are

気づいた方にはジェリー・マースデンのサイン・ボールを差し上げます。
(もちろんウソですよ!)
B面2曲目にご注目。
ジョン・レノンの「イマジン」ですよ。
コアなマージー・ビート・ファンでもなかなか知らないと思う。
でも、ちょっと待て。
この曲が発表されたのは71年のはず。
彼らは66年10月に解散したので計算が合わないじゃないか、と気づいた方は正解。
そうなんです、このアルバムは再結成アルバムなんです。
83年に英国の Stage 1 Records というところからリリースされたアルバムで、82年ごろ再結成されてライヴを演り、そのとき録音されたものなんです。
だからなんだろう。A面5曲目にはライチャス・ブラザーズの懐かしいナンバーも見える。
この時全メンバーがそろったのか、どんなライヴだったのか、今となっては全く分かりません。
大体、そんなニュース自体が飛びこんでこないほどこのへんは無視されていた時代だったんです。
肝心の音のほうはといえば、全盛時のほうが断然良いわけで、当時のアルバムがCD化されて容易く手に入る現在、よっぽどコアなファンでもない限り「消える魔球」(千葉てつや「誓いの魔球」参照)です。