Hushpuppies・・・フレンチ・ネオ・モッズ・バンド | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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BOの250円コーナーで真っ先に手が伸びたのが写真のバンド。
最近凝り始めた90年代ブリティッシュものかと思いきや、パリのレコード会社から発売されている。
フランスのバンドのようなので、クラシックの要素がプンプンしてたらイヤだなあと一旦は棚に戻したのだが、Snobs の例もある。
250円ならゴミ箱行きでもいいやと思いなおして買ったのだが、こりゃすごいバンドだ。
60年代と90年代のブリティッシュ・ビートサウンドを足して2で割り、ブランデーをたらしてワインで味付けしたようなガレージ・サウンド。
フレンチ・ネオ・モッズ・サウンドという分野を開拓した先駆者らしい。
あっ、この用語は日本のサイトで見つけたので世界に通用するかどうかは知りませんよ。
彼等のことを調べようとしたのだけど、日本語サイトも英語サイトもほとんど情報はナシ。
ヒットするのは靴屋さんとワンチャンだけでした。
が、フランス語サイトなら幾つかあり、3分で挫折したフランス語の覚束ない知識を頼りに手にした情報によると、キンクスやスモール・フェイセスに熱中した高校生が大人になって02年に結成したのがこのバンド。03年にライヴ盤を、04年に2枚のEP盤を自費制作して注目されるようになり、05年にフランス大手(?)の Diamond Traxx から発売されたのが、The Trap というこの1stアルバムなんだそうだ。
13曲収録されていて、どの曲も バックの演奏は荒々しいくせに(タイコなんてパンクの叩き方そのものだ)、耳に馴染みやすいポップなメロディライン。
百聞は一見に如かずなので、まずはUチューブの映像をご覧下さい。


歌詞は全曲英語なので、何も知らなければ英国のバンドと思ってしまいそう。
フランスではすごい人気になっているらしく、07年に2枚目のアルバム Silence Is Golden が発売されているらしい。

1, 1975
2, Packt Up Like Sardines Is A Crushtin Box
3, You're Gonna Say Yeah!
4, Marthelot 'N' Clavencine
5, Pale Blue Eyes
6, Comptine
7, Bassutobahn
8, Alice In Wonderland
9, Single
9, You And Me
10 The Trap
11, Automatic 6
12, ------

12曲目は、11曲目が終って1分近くたってから始まる無名の曲。
どんな意図があるんだろう?