「便利の代わりに(その1・フィルムのドキドキ)」 | 劇団SHOW&GO FESTIVALのブログ

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みやたにです。
先日、カメラの話(シャッターが切れない)を描きまして、ふと思いました。
皆さんはデジカメが当たり前でしょうが、昔はフィルムカメラでした。
僕もデジカメを使ってみて便利さには驚きます。
何しろ、その場で撮った写真を確認できるんですから。
え?あたり前?
いやいやいや、フィルムカメラは現像するまで判らないでしょ。
 
そこで又ふとartのことを考えた。
デジカメになって、フィルムカメラのときから失われたもの、
それは何か?
画質? 現像のテク? うーん僕はその辺は判りません。
でも、何と言っても、あの「今の上手く撮れたかな、どうかな?」
というドキドキは無くなりました。
 
 
フィルムって高いから、そうそう連発では撮れないし、
他方で大事な場面だったら、念のためもう一枚撮っておくか、と思ったり、
現像してみて、ありゃりゃ、しまった、こんな変顔を撮ってしまったか!とか、
はたまた、ややや、こんなところに、こんなものが入ってたか、偶然よくなっちゃった!とか、
まあ、いろいろあります。
その「上がってみないと判らないドキドキ感」は失われました。
 
それでもデジカメの良さは変わりません。
フィルムの方が良いみたいな復古主義がいえるほど技術もありません。
しかし、artというものが、もし「artistのドキドキ」とも関係する、
あるいは、ドキドキそのものだとしたら、確かに何かは手放しました。
 
そう思うと少しだけ寂しくなったりします。
繰り返しますが、デジカメのある現代の方が圧倒的に良いです、はい。
ああ、でも、ひょっとしたら「シャッターが切れない」の遠因の一つはデジカメもあるか?
調子に乗って切り過ぎちゃったのかなあ?
 
まあ、こんな感じで、次回も続けてみます。
特にイベントがなければ。)