これがセウォル号事故のイ・ジュンソク船長です。

 

 

セウォル号事故当時、69歳で、乗船経験は20年らしいです。

 

タイタニック船長と同じ60代で、経験は20年なので、タイタニックの船長のよりも40年よりも短いですが、どちらもいわゆるベテランと呼べたのでは?と思いました。

 

前回もお話ししましたが、タイタニックとセウォル号の事故は救助生存率事故の原因などどちらもよく似ているのですが、船長の対応の違いについて感じました。

 

タイタニックのスミス船長が船体が傾いたときに、乗客は船室から全員デッキに出て避難するように指示したのに対し、イ・ジュンソク船長は、船体が傾いたときに、船内放送で「船室にとどまる方が安全だ」という船内放送を流したことで多数の犠牲者が出たといわれています。

 

しかしセウォル号の船長を、弁護する人もネットではいるのですが、いろいろ読んでみて感じたのですが、以前セウォル号所属の清海鎮海運、の船で沈没事故がありその時はデッキに出るように、乗客に指示した結果、デッキにいた乗客たちが船が傾き、海に投げ出され多くの犠牲者が出たそうなんです。

 

その事故のために、その会社は、沈没時は乗客は船内にとどまらせるという安全マニュアルに変更されたという話がありました。

 

そういう部分では、リ船長は、マニュアル通りに行動したということだそうです。

 

ただ当時、救命チョッキと救命ボートが足りないと知っていた船長は、そうすると自分を含め、乗員が避難するためのチョッキもなくボートも足りないと思い立ち、そのため乗客は船にとどまらせて自分たち乗員15人一同、乗客になりすまし一番乗りして救助艇に避難したそうです。

 

これは皆さんもご存知のように当時すごく怒りに満ちたと思います。

 

 

船長が真っ先に船から逃げ出しました。船長って普通は乗客や部下である乗員が全員避難してから一番最後に船から脱出するものだと思っていました。

 

会長の命令で、船長は仕方なく気乗客を置き去りにして、乗員だけ引き連れて逃げたという説もあります。核兵器だったか何かを船内に隠していたからだとか聞いたこともあるのですが、ただの噂なので真偽のほどは分かりかねます。

 

 

沈没船に乗客を残し、一人でセウォル号から、一般人を装いパンツ姿でセウォル号を船を乗り捨てて逃げて来た結果、多くの乗客の命を奪った韓国のイ・ジュンソク船長 69歳。この事故で事故により、死者295名、行方不明者9名、
捜査作業員8名の尊い命が奪われました

(こちらも画像はすべてお借りしました)

 

 

 

 

 

船に異変が起きて停止してから船全体が沈没して浸水するまで、1時間30分も時間があって、避難しようと思えば避難できたのでしょうし、救助とかも呼んで、全員避難できて可能性もあったのに、乗客を船内に閉じ込めて見殺しにして、自分たちだけ脱出するなんてそれは、乗客の安全をネグレクトしている以上に殺人罪だと思いました。

 

船長は、警備隊に「逃げろ」といわれたから逃げたとか言っています。

 

いい方すごく悪いんですが、この船長はたとえ事故当時何もできなくっても、セウォル号の船内から沈没後に遺体になって発見されていれば、韓国や世界から英雄扱いされていたかもね、と韓国の友達と話が出てきました。

 

結局この船長は終身刑ですし、世界から非難を受けて暮らしていくのは、人生終わったのと一緒だと思いますし、ご家族も肩身の世界思いしたりするので、一番乗りして逃げても、生きていく意味がないと思いました。

 

この事件を、韓国をよく知る外国人と代わり合うとき、いつも話に出るのが

 

「セウォル号事件は、韓国社会の縮図って感じがする!」

 

「会長とか上からの命令のほうが、人命よりも大事なんだなあ!」

 

「韓国人って、人の命を預かる仕事の人も、自分のことが一番大事なんだなあ’」

 

 

セウォル号の船長がもしタイタニックの船長だったらこんな大惨事にはならなかっただろうとかそういう話も出てきます。

 

セウォル号事件の船長の話が出るといつも、タイタニックの船長が引き合いに出されて両者が比較されて話題に出されるのですが、船の操縦はどちらも人間がやる仕事で、ミスとかはれでもあるのでしょうが、やはりシーマンシップにのっとって、乗客の安全を第一に考え、非常時には命を懸けるくらいの責任感で仕事をやってほしいです。

 

 

次回はセウォル号事件で垣間見る韓国社会の縮図・光と影について書きたいと思います。