私は、パートナーと一緒にアパレルブランドをやっているのですが、
そのブランドの活動をしていく中での今年の目標は、
「生産の基盤作り」でした。
私たちのブランドは、デザインだけでなく、自分たちで生産も行うのですが、
資材の調達と、それを実際に作ってくれる職人との連携が非常に重要になってきます。
私たちの商品の生産は、分担になっていて、自分たちが手作りする部分と、職人さんたちにお願いして作ってもらう部分があります。
商品を作るまでに多くの材料屋さんに協力してもらう必要があり、
なにかの材料ができてこなかったら、次の工程に進むことはできないので、
とにかく納期は守って欲しいところなのですが、
これが
遅れることが日常茶飯事...
これでは
まずい!!
と思いながらも、私は違う分野を任されていて、
生産管理にはあまり口を出してきませんでした。
私は、取引先やお客様との対応を任されていて、
納期に遅れるのは絶対に阻止したい。
納期に遅れれば、相手にとても失礼で、信頼関係を失いますし、とても申し訳ない。
申し訳なさすぎて、胃が痛くなる思いになるからです。
そこで、パートナーに、こんな風に言ってしまったことが何度もあります。
「◯◯は納期どおりにできるの??なんでできないの?!」
「なんで納期どおりにできなかったの??」
そうすると、決まってもめます。
「もう口を出すな!!」
と、こうなるのです。
なので、わたしは怖くて口を出せなかったのですが.....
先日パートナーからギブアップ宣言が飛び出しました。
「こんなに多くの仕事を抱えきれない」
と。
そう、気がつけば生産の全てを任されているパートナーの仕事量が、
とんでもなく多くなっていて、整理しきれなくなっていたのです。
デザイン、仕入れ、職人への依頼、回収、裁断、仕上げ...
腕は痛め、夜遅くまで毎日やっても終わりません。
「これは、わたしが生産管理をしなきゃダメだ!!」
パートナーと意見が一致しました。
材料を仕入れる。
一口に言っても、材料はオリジナルで材料屋さんに作ってもらいます。
その指示だしや相談が発生します。
選択肢があれば、比較検討しなければなりません。
「いつできるのか??」「いくらでできるのか?」
見積もってもらって、発注しなければなりません。
そして、予定どおりに納品されなかったら、
「◯◯日までに納品をお願いできますか??」とお願いしなければなりません。
「何がネックで遅くなっているのか?」「どうしたら解決できるのか?」
と聞いて、解決するために協力するのも一つの手かもしれません。
とても、
交渉力が問われる仕事だと思うし、
とても、
精神的な強さの求められる仕事だと思います。
自信があるわけじゃないけど、
とにかく、わたしがやるしかないです。
『生産管理の基本としくみ』
そんな本を読んで、実践して、
わたしはさらに成長していきます!!!
絶対に、きちんと商品を作る基盤を作ります!!!
それさえあれば、ブランドは、何倍にも成長できるはず。
「◯◯を作ってください」
と頼まれて、生産力が足りなくてできなかったことを、
できるようにしていきます。
やってやらあ!!!
「叶えたい目標」のために必死で頑張っているうちに、
「できることが増える」
そうやって、これからも成長していきます。