まいどです。
今年も行かせていただきました。
鈴鹿8耐。
上手く行くのもレース。
予想外に見舞われるのもレース。
弘法も筆のあやまり、猿も木から落ちる。
「絶対大丈夫」ってところまで準備しても、絶対なんてどこにもないそれはそれは極めて不確かであやふやなモノ。
故に面白いんだと思います。
故に喜びがあって悲しみがあるんだと思います。
チームとしては当然勝ちにいくレースをしています。
でもそれは他所のトップチームも同じで、他所のライダーも同じで、そんな真剣勝負で勝つか負けるかなんて紙一重。
勝ち負けだけで言えば今年は残念な結果。
そして結果が全てのシンプルな世界で何を言おうがリザルトは変わりませんし、そこにたらればはありません。
でも転んでも転んでも立ち上がり、目的から言えば「今さら走らせて何になる?」みたいな状況になってもなお誰一人諦める事なくそれぞれが全力を尽くして手に入れた完走という結果も、不思議とそれはそれで嬉しいというか。
当たり前だけどすごく大事な事。
負けない事
投げ出さない事
逃げ出さない事
信じ抜く事
ダメになりそうな時、やっぱり本当にそれが一番大事だな、と。
さて、何もできない丁稚坊主が気付けば中堅、偉若手。
今までは自分のことで手一杯で良かったけど、自分より若い世代も入ってきている中での立ち位置というか。
今までとは違う状況に「あ、歳食ったんやな」とふと思ったり。笑
大前提として僕の変わりなんて星の数ほど居ます。
どうしても自分でないとダメなんて事は残念ながら何一つありませんし、突出した才能もなければ大したスキルもありません。
でもいろんなご縁があって毎年こうやってお声掛けいただいて、随分場違いな所で場違いな仕事させてもらえてると思うと恵まれてるんだなと思います。
諦めないこと。
しぶとくしぶとく、決して歩みを止めないこと。
人生において基本的かつもっとも大切な哲学を改めて目の当たりにした、そんな今年の8耐でした。
カワサキプラザレーシングチームの皆様、ありがとうございました。
そして酷暑の中、本当にお疲れ様でした。
ちなみに、今年はもうすっかり忘れた英会話の復習も。笑
陽気なスペイン人ライダー。
テストから合流の彼からすると極東の島国の"ガイジンだらけ"のチーム。
少しでも孤独感を感じないように、ちょっとでも早く馴染んでもらえるように拙い英語でたわいもない話したり。
実際にはそんな心配は全く必要のない、すごくガッツのある選手でしたけど。
そんなこんなで、今年の8耐も無事終わりました。
9月からは全日本選手権の後半戦がスタートします。
別チームにはなりますが、同じカワサキ系のチームとして後半戦も頑張っていきたいですね。
んじゃ⭐︎