朝晩どころか、一日中寒い季節に入ってまいりました。。。
しかし、今回のタイトル。。。?なぜ「季節外れ」かと申しますと
この夏、いつも当社(中央店)で開催している「大人の塗り絵体験教室」にて
課題として使用した「ひまわり」を例に、塗り絵の魅力についてお話しようと思ったからです。。。
では、まず課題の載っている本のご紹介*
※これ以外にも、春・秋・冬などの季節の花々から名画が下絵になったシリーズまで様々あります
さぁ、塗り絵の開始です。。。
この時使用した画材はこちら。。。
※こちらのクーピーとは・・・?クレヨンと色鉛筆の特長を併せ持つ画材です
※子供さんが使われるのをよく目にしますが、使い方一つできれいな絵を仕上げることのできる
とても扱いやすい画材の一つです
塗り絵の1・・・下塗り(花)
まずは下塗り。クーピーは発色がよく、重ねて塗っても混ざりません
しかし、そのまま固有色(見たままの色)を塗っては奥行きやちょっとした風合いは表現できません
そこで、この「下塗り」を行います
クーピーは補色(※)を利用して、色の強弱を表現します
※補色とは。。。? 色相環で向かい合う色が補色です。補色を対比することで互いの色を
鮮やかにみせることができます
ここでは花の部分を塗っています *花や実の場合は必ず葉っぱよりも先に花・実を塗ります
花びら・・・うすいむらさき 種(中心の部分)・・・うすいももいろ・みずいろ
*クーピーは基本的に塗り重ねを何度も繰り返すことによって絵を仕上げていく技法を使います
*物足りない・・・ぐらいの力加減で薄く色を塗っていきましょう
塗り絵2・・・下塗り(葉)
今度はいよいよ葉っぱの下塗りです
葉っぱ・・・うすいももいろ *葉を塗るときは葉脈を中心に塗っていくとより奥行きが出しやすくなります
ここまで下塗りをして、まったく「ひまわり」のさわやかな色合いとはかけ離れた状態になってます
でも、この段階をしていくことにより、後々納得のいく作品を仕上げることができます。。。
塗り絵3・・・本塗り(花びら)
いよいよ本塗りです。ようやく「ひまわり」の一番の特長の黄色を塗っていきます
筆の運び方は、内側より外に向けて塗っていきます
同系のいろいろな黄色を使い、濃い部分・薄い部分を塗り分けて塗っていきましょう
塗り絵4・・・(種と中心)
「ひまわり」らしい黄色を花びらに塗ってあげたら、次は独特な形の種と中心を塗っていきます
塗り方は、外から中心に向けて塗っていきます
一番外は茶色(赤茶こげ茶など)、間の部分は黄色をベースにやまぶき
中心より一つ外の部分は薄いレモンのベースに黄緑を足し
中心の濃い部分は外側は茶色(赤茶・こげ茶など)内側は黄緑や薄く緑を足しながら
細かい種の部分はこげ茶色を使いながら、表現していきます *全体に黄緑を薄く塗ると瑞々しさが出ます
塗り絵5・・・葉と空
いよいよ最終段階。。。葉の部分と空を塗っていきます
葉の部分は茎から塗りましょう *このとき茎の流れにそって塗っていきます
明るい部分は黄緑をはじめ、全体に黄色を薄く塗って明るさに統一感を出しましょう
逆に濃く、影の部分などは暖色(赤・橙など)を使い
若々しい部分とは違った成熟した葉を表現します *このときも葉脈を中心に外へ塗ってきます
最後に空。 まずは水色を薄く雲の部分や濃い部分をわけながら塗っていきます
塗りわけが終わったとこで、濃い青、紫などを使い花びらと接して見える部分から
外に向けて、一定方向にクーピーを動かし、塗っていきます
全体にうすむらさきを塗って完成です
完成です。 *額に入れて飾るといっそう絵画も喜びます
いっぺんに説明しているので、数時間で仕上げなければいけないのかな。。。
なんて思うかもしれないですが、短くても1週間、長くて1ヶ月以上、丁寧に塗ることが大切です
時間がかかっても、自分のペースで花びら一つ、葉っぱ一枚を丁寧に仕上げることが
絵画らしい風合いや奥行きを引き出す、一番のポイントです
長い目で見れる、趣味の一つとして生活に取り入れてみてはどうでしょうか?
*当店では毎月第4木曜日が「大人の塗り絵体験教室」開催日です
*時間は13:30~16:30(予・早く終わることもあります)
*詳しくは当店HPまで。。。
★お問合せはこちらから ⇒ http://www.sirakabe.com/toiawase.html







