元KAT-TUNの田中聖が覚せい剤取締法違反で逮捕された。ネット上では「また?」「やっぱり?」なんて声が見受けられましたが、ここ数年はYouTubeで地道に発信したりと頑張っていただけにファンでなくとも残念な気持ち。

 

 田中聖といえば、1998年にジャニーズ事務所に入所。2001年にKAT-TUNを結成。CDデビュー前には東京ドームでのライブを開催し、チケットは争奪戦になったという。2006年にスガシカオが作詞、B'zの松本孝弘が作曲した「Real Face」でデビューを果たすと、その年のオリコンシングル年間ランキングで1位を獲得。田中クンは俳優としても活躍し、2007年にはドラマ『特急田中3号』で連ドラ初主演を務めた。

 

 しかし、2013年に当時の所属事務所だったジャニーズ事務所から度重なるルール違反があったとして専属契約解除という形でグループを脱退。2014年からは5人組バンドのINKT(読み方:インク)で再出発し、ライブハウスを中心に活動していましたが、2017年に大麻取締法違反で逮捕され、再び世間を騒がすことになった。不起訴処分にはなったものの、この不祥事でバンドは解散に追い込まれ、田中クンはソロ歌手に転身。近年はYouTubeを開設し、元EE JUMPのユウキクンとコラボするなどちょいちょい話題になっていた。

 

 アイドル時代から派手な女遊びが有名で、ワイドショーで報じられることがなくても週刊誌などで田中クンに関する記事を目にすることが多かった。女遊び以外だと事務所に無断で会員制バーを経営したり、クラブイベントを主催したりと絵に描いたヤンチャ系アイドルだった。このようなことが放置するわけにもいかず、ジャニーズ側は契約を途中で打ち切ったわけ。退所後はメディアへの露出が激減し、ライブハウスで地道な活動を続けていた。

 

 以前、彼に密着したABEMAの番組を見たことがあった。もう断片的にしか覚えていないけど、かつては東京ドームでコンサートを行っていた田中クンが自ら機材を搬入していたり、集まったファンが数十人程度だったり、メン地下同然の物販を行なっていたりと苦労が絶えない感じだった。そんな動画を見ていただけに今回の執行猶予中の逮捕は残念。判決は先になるみたいだけど、実刑判決は免れないとか。どんな判決が下されたとしても今後は真っ当な人生を歩んでほしいね。ファンのためにも。