台風も近づく中、記念すべき第一回公演の千秋楽を観ました。
パショナリーアパショナーリア ママさん女優 町田マリーさんと、中込佐知子さん が
ある思いを持って立ち上げた演劇ユニットです。 詳しくはこちらを ⇒ エントレ記事
自転車キンクリート飯島早苗さんの代表作 【絢爛とか爛漫とか~モダンガール版】
演出は、劇団口ジック主宰 の山田佳奈さん(ロック魂あふれる若手演出家です)
帰るとき、山田さんに声をかけ、’1月の本多観に行きますよ’と言ったら
’ありがとうございます、お待ちしております’とニッコリ返してくれました。
町田マリー ⇒ Wikipedia
今年、浅草九劇のこけら落とし公演【あたらしいエクスプロージョン】を観ています。
’劇団毛皮族の看板女優’ 美しいママさん女優です。
ちょうど、家に帰ったら、9月26日収録本多劇場森山直太郎(あの城)をWOWOWでオンエアしていて、
1か月前の町田さんも見ることができました。
なんだか今日、目の前で演じる町田さんをしみじみ観ると、この人声が魅力的なんだとわかりました。
動き、表情などももちろんすごいんですが、声のトーンが人を魅了していると思いました。
中込佐知子 ⇒ Wikipedia
多分CMとかで見たことがあるとは思いますが、ドラマの記憶はありませんでした。
久々十数年ぶりの小劇場出演らしいですが、舞台での演技は輝いていました。
たまに表情がおばちゃんぽくなってましたが、20代モガをしっかり演じていました。
野口かおる ⇒ Wikipedia
先月、【豪雪】で前張り姿を観ました(笑)、女優の中の怪優といっても過言ではないでしょう。
かなりいかれてる、キ○ガイ女優の一人です。
で、今回は先月の舞台をリセットしてくれるかもと思いましたが、先月以上にセリフが多いので、
逆に、かおる劇場が全開になっていました(笑)。
声色・トーンの七変化も炸裂していたし、猟奇的な表情も全開でした。
やはり、彼女はそうなんだと・・納得できる演目でした。これからも観たいぞ。
佐渡寧子 ⇒ Wikipedia
まさか、小劇場で遭遇するとは、しかも、歌わない佐渡さんを観ることになるとは
私の中で、佐渡さんといえば、アイーダのアムネリスや、キャッツのグリザベラ。
劇団四季の舞台で、10回以上拝見していると思います。
良し悪しは別として、四季メソッド(開口・母音)は小劇場にはやっぱりいらないよね(笑)
普通にセリフを言えば佐渡さんだって表現豊かな女優さんでした。
凛として歌う役が多いミュージカルの世界だけではなく、こちらもいいと思いました。
ちょっと、20代モガはきつかったかもしれませんが(笑)、熟女感がですぎ。
色々な劇団・ユニットがやっているこの脚本、4人芝居という濃密な空間とセリフの応酬。
100人キャパの劇場なのに本多劇場でやるくらいの声が出ている4人がすごく元気でした。
でも、静の部分もたっぷりと演じており、最後の町田さんのカタルシス部分などは
息を飲んで見守るような時間でした。
町田さん・中込さんの意思がつまったユニット。
子供が大きくなったら、自分たちの舞台はやりやすくなるでしょうが、その分、歳もとっていきます。
40代前半にしかできない演技を続けるためにも、このユニットの第2回があることを願います。
昨日、今日と、良い4人芝居を観れて幸せでした。