@昭和JAZZレコードサービス 

私にとってLPレコードをデジタル化する作業は、とてもノスタルジックなものです。

こんなにITが進んだこの世の中で、アナログな作業をしている事自体がノスタルジックな経験といえます。
週末に曲を楽しみながらの作業はなんとも言えない気分にさせてくれます。

贅沢な時間というのでしょうか。本当にそう感じています。

ボストンに拠点を置く音楽ソフトウェア会社のノイズ除去ソフトを使えば素晴らしい昔の音が再現できます


ところで、デジタル化でもっとも気を使うのがいろんなノイズをいかに除去するかということだと思います。

ノイズには大きく分けて

1.レコードの溝に溜まったゴミから発生する物理的なノイズ
2.録音時に電気的な理由から発生するノイズ

の2種類のノイズがあります。

双方ともに厄介な問題ですが、自分的にはここ約5年間取り組んできてようやく満足のいくノイズリダクションが可能となってきたような感じがしています。

300枚以上のジャズレコードとお付き合いさせていただいて、
1.物理的なクリーニング
2.電気的なノイズの遮断
3.ソフトウェアでのクリーニング

でかなりのレコードノイズが除去できるようになったと思っています。

いままでの経験の中で、自分なりに見つけ出したクリーニングの方法をここでお伝えします。

まず「物理的な」クリーニングとして

1.適正な洗剤で
2.適正な道具によるクリーニングを行い
3.適正な最終処理を行う

ことが必要だと思っています。

そしてPCに取り込む際に、ハムノイズ等の「電気的なノイズを排除」できる環境を整え

そして、それでも解決しなかったノイズに関しては「専門のノイズ処理ソフト」で
1.それなりのPC環境を用意して
2.音の波形を確認しながら適正なノイズ処理をする

ことでで30年、40年前に買った状態のレコードの音をきれいに再生することができると思っています。

もちろん上記の処理には、それ相応の知識と投資が必要になります。
それからなんといっても、時間が必要です。