坂井駅 1983年 | 昭和ローカル列車のブログ

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昭和後期の時代に日本各地を鉄道で旅行をして撮影した、昔のフィルムカメラで撮った写真をデジタル化してお見せしています。
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坂井駅 昭和58年12月
別府鉄道野口線

昭和ローカル列車のブログ-坂井駅

播州平野で肥料などを作っていたメーカー、多木化学が、肥料などの産品を輸送するために作った鉄道が、別府鉄道です。あくまで貨物主体で、旅客はついでに運んでいた程度でした。結局、国鉄の小口貨物輸送廃止のあおりを受けて貨物輸送維持が困難になったことで、旅客を含め、1984年1月末をもって鉄道全線が廃止になりました。この写真はもうその廃止が決まっていた頃のものです。それにしても、いくら貨物のついでとはいえ、今思い起こしても不思議な鉄道でした。沿線は田畑も結構見られたとはいえ、そこまで田舎ではなく、阪神のベッドタウンとしても開けてきていました。しかしその旅客の流れにも合致せず、本数も少なく、大昔のままのような古い車輌。駅名標なども戦前のままではと思うような毛筆体でした。私がこの路線を訪問したのは2度ぐらいだったと思いますが、今思えばもっと通っておけば良かったと悔やまれてならない、趣味的にとても面白い鉄道でした。

※11月1日頃、当ブログで、未完成の書きかけ原稿を間違って自動アップロードしてしまいました。失礼いたしました。

Sakai Station of Befu Railway Noguchi Line, Hyōgo Pref.
This photo was taken in December, 1983.
Although this private railway was one of the most unique small lines at that time with one of the fewest number of passengers in Japan, the area was relatively dedensely populated, as not far from Kōbe and Ōsaka. This private railway company was an subsidiary of a fertilizer manufacturing company in the region. The railway was opened mainly to carry their products to port and other part of the country via JNR network. This line was closed in 1984.