＜有馬記念＞
◎ジャスティンパレス【馬体オーラ：Ｓ、調教オーラ：Ａ】
相変わらず威風堂々の立ち姿。追い切りでもランニングフォームから風格が漂っており、既にGI馬のオーラを纏っているように見えます。今回も前後躯共筋肉美を誇示、冬場と思えぬ毛艶も含めて出色の出来です。距離は正直ギリギリだと思いますが、去年の同時期同コースでGI２着の実績あるのは強み。あとはマーカンド騎手の剛腕に期待です。
〇イクイノックス【馬体オーラ：Ａ、調教オーラ：A】
前走は絶望的な位置からパンサラッサを差し切り。ダノンベルーガも然りですが、今年の３歳牡馬は相当強いとみています。レース間隔欲しい完全燃焼型ですが、春より今回の方が余裕あるローテですし、いつも通りシットリ濡れたような肌艶に程良い筋肉のメリハリが抜群のバランス良さをキープし、体調はかなり良好なはず。父のイメージと異なる美しいフォルムの貴公子タイプで最適なのは東京コースでしょうが、皐月賞でも２着に来ていますし、トリッキーな中山2500ｍも克服してくれるに違いありません。
▲ボルドグフーシュ【馬体オーラ：Ｓ、調教オーラ：Ｂ】
この馬もこの時期にしては異例のピカピカな毛艶、隆起した筋肉群も目立ち、とりわけ肩周りがカッチリして頼もしさを増してきています。やや首が高い上、四肢の繰り出し方や身のこなしのリズム感が独特な為、頭が重く見えがちで追い切りの動きが悪く見えてしまうタイプですが、追い出してからは重心がグッと沈んで全身を伸びやかに使うので問題ありません。こちらもハイレベル世代の１頭、ラスト有馬となる福永騎手も心中期するところあるのではないでしょうか。
△ディープボンド【馬体オーラ：Ｂ、調教オーラ：Ａ】
凱旋門賞帰りですが、ほとんどレースをしていないように見受け、ダメージはさほど無かったとみています。案の定、多少輪郭がボヤケて見える程度で本来のシャープで滑らかなボディラインをキープしており、肌艶も悪くありません。ダイナミックなフォームで駆け抜けた追い切りも迫力満点、折り合いに配慮した密度の濃さも含め好内容でした。昨年２着に食い込んだ実績通り器用に立ち回るタイプなので、この条件も合っています。大外枠で人気下げていますが、川田騎手がおめおめ引き下がるとは思えません。
【今日の人情馬券】
遠征帰りの影響は多少残っており、ボリューム感はあるものの研ぎ澄ましたところまでは至っていない造りに留まっています。それでも、キビキビした動きでしっかりと大地を捉え、前へ前へという馬の意志まで伝わってきた調教内容は好感持てました。
凱旋門賞では他の日本勢が道悪になった時点で勝負を諦めて馬場掃除に徹する中、日本のエースとして真っ向から強豪達に立ち向かい、最後まで力を出し切りました。こんな馬にこそクリスマスプレゼントが空から降りてきて報われるような、そんな世の中、そんな競馬界でなければおかしい、そう思いませんか？
＜有馬記念＞
◎ジャスティンパレス
〇イクイノックス
▲ボルドグフーシュ
△ディープボンド
タイトルホルダー
☆前回の結果☆
＜チャンピオンズＣ＞
◎シャマル ５着
〇オーヴェルニュ ９着
▲テーオーケインズ ４着
△レッドガラン １１着
サンライズノヴァ １５着
