最初はあまり気にしてなかったのですが、カウルとエンジンの取り付け調整をしていたら

プロペラの軸(エンジンの中心軸)の歪みが気になってきた。

やはりちゃんと直しておかないと後々痛い目を見そうな気がしてきたので修正することにした。

 

元パーツの状態↓ 回転軸部が曲がり「ひょっとこ状態」になっています。

万力に固定した電動ドリルに、プロクソンの4爪チャックを付けて簡易旋盤に。

エンジン軸部の中心修正においてボリュームの足りなそうな部分はパテを盛って乾燥済み。

チャックの4爪は独立なので、ドリルを回しながらエンジンが中心に固定されるように爪を調整。

この状態で電動ドリルを回転させ、プラ棒に貼った紙ヤスリで切削する。ヤスリは手持ちだと歪みと一緒に動いてしまって中心修正できないので、ちょっとした台になるものを手前に置き、そこにヤスリを置いて固定し(と言っても手でしっかり押さえるだけだが)少しづつ当てて切削します。

 

軸部の中心修正後↓ 分かりにくいですが何とか合格レベルになった。

元のプロペラ軸穴も必然的に位置がずれてますので大きく抉ってプラ棒を詰めて接着。

正しくエンジンの中心にプロペラ軸穴を開け直し、これでやっと心穏やかに次の工程に進めます。

この後、息をふうっと吹くだけで軽くプロペラが回転するように工夫したい。

(二式戦 中島キ-44 鍾馗 ハセガワ 1/72 Nakajima Ki-44 TOJO)

……つづく