「全てを愛しいと思えたら」


駆け上がる階段の
軽やかな  はずむ音

カーテンを丸くそっと
持ち上げる風
足元を涼やかに
通ってゆく

波が砂浜を海を
なでて  なでて
白い光を押してゆく

太陽は柔らかく
私のところへ
黄金の板を届けてくれて