「昔よりも、アメリカの野球が身近になりました」
というフレーズを書く。あながち嘘ではないが。
そこで気付く日本の野球の矛盾、特に記録の部分で。
『マルチヒット』
1試合で2安打目が放たれた時に発せられる。
人によって、『マルチ安打』だったり『複数安打』だったりと、意味は同じなんだけど、呼び方もバラバラ。
そもそもは、アメリカ式の呼び方。ここ最近、耳にする機会は多い。
ただ、個人的には「?」と思う。そこにあまり価値を見出だせないというか。理由は、『猛打賞』があるから。
『猛打賞』は、ご存知3安打以上を放ったときに欲される言葉。これはどちらかといえば日本式であって、アメリカには猛打賞の概念は無いに等しい。
なので、私は『猛打賞』は記載するけど『マルチヒット』は記載しない。
(2安打だってすごいけれど、日本のプロ野球で実況アナウンサーが躍起になって紹介するほどでもないなあ)
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『クオリティ・スタート(QS)』
先発投手が6イニング以上投げて、自責点が3以下だった場合に記録される。俗にいう、「試合を作った」と評される目安。
こういう記録はあってもいい。
ただ、簡単にホームランが出るような打高投低のアメリカの野球で『6イニング・3自責点』なら試合を作ったと言えるかもしれないけれど、最近の日本なら大甘な基準じゃないかなとか思う。
飛ばないボールの影響で、先発投手の個人防御率が1点台だったり、チームの防御率が2点台という、明らかな投高打低。
これも今の日本式に当て嵌めるなら、イニングは同じにして『6回以上・自責点2以下』くらいになるんじゃないかなと思う。
3点取るのもなかなかしんどいという、まるでサッカーみたいなスコアが並ぶ中でだ。